TOTOLINK A720Rバージョン4.1.5cu.374の情報漏洩脆弱性CVE-2025-4271が公開

記事の要約

  • TOTOLINK A720Rの脆弱性CVE-2025-4271が公開された
  • cstecgi.cgiファイルの情報漏洩脆弱性が存在する
  • バージョン4.1.5cu.374が影響を受ける

TOTOLINK A720Rの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月5日、TOTOLINK A720Rルーターの脆弱性情報CVE-2025-4271を公開した。この脆弱性は、cstecgi.cgiファイルのtopicurl引数を操作することで、システムログなどの機密情報が漏洩する可能性があることを示しているのだ。

攻撃はリモートから実行可能であり、公開された脆弱性情報を利用した攻撃が行われる可能性も高い。そのため、TOTOLINK A720Rを使用しているユーザーは、早急な対策が必要となるだろう。この脆弱性は、TOTOLINK A720Rバージョン4.1.5cu.374に影響を与えることが確認されている。

VulDBは、この脆弱性に関する詳細な情報を公開しており、ユーザーはVulDBのウェブサイトを参照することで、より詳細な情報を入手することができる。迅速な対応によって、情報漏洩のリスクを軽減することが重要だ。

脆弱性情報詳細

項目詳細
CVE IDCVE-2025-4271
発表日2025-05-05
更新日2025-05-05
影響を受ける製品TOTOLINK A720R
影響を受けるバージョン4.1.5cu.374
脆弱性の種類情報漏洩
攻撃方法リモート
CVSSスコア6.9 (MEDIUM)
VulDB

情報漏洩脆弱性(CWE-200)について

この脆弱性は、CWE-200: Information Disclosureに分類される。CWE-200は、システムやアプリケーションが、不正なアクセス制御や入力検証の欠陥によって、機密情報を意図せず公開してしまう脆弱性を指す。

  • 不正なアクセス制御
  • 不適切な入力検証
  • ログファイルの不適切な管理

適切なアクセス制御と入力検証、そしてログファイルの適切な管理を行うことで、この種の脆弱性を防ぐことが可能だ。開発者は、セキュリティに関するベストプラクティスを遵守し、安全なアプリケーションを開発する必要がある。

CVE-2025-4271に関する考察

TOTOLINK A720Rの脆弱性CVE-2025-4271は、リモートから攻撃可能な情報漏洩脆弱性であり、深刻な問題だ。迅速なパッチ適用が求められるが、TOTOLINK社からの公式な対応が遅れる可能性も考慮する必要がある。ユーザーは、暫定的な対策として、ルーターのファームウェアを最新版に更新するか、もしくはルーターを一時的に使用停止することを検討すべきだろう。

今後、この脆弱性を悪用した攻撃が増加する可能性がある。そのため、セキュリティ対策の強化が不可欠だ。攻撃者による脆弱性の悪用を防ぐためには、セキュリティパッチの適用に加え、ファイアウォールやIDS/IPSなどのセキュリティ対策ツールの導入・運用も重要となるだろう。

TOTOLINK社には、迅速なパッチ提供と、ユーザーへの適切な情報提供が求められる。また、将来的な脆弱性対策として、セキュアなコーディング規約の遵守や、定期的なセキュリティ監査の実施など、より強固なセキュリティ体制の構築が期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-4271」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4271, (参照 2025-05-09).

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