WordPressプラグインMPL-Publisherの脆弱性CVE-2025-46226が公開、2.18.0以前のバージョンに影響

記事の要約

  • WordPressプラグインMPL-Publisherの脆弱性が公開された
  • バージョン2.18.0以前が影響を受けるクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性
  • CVE-2025-46226として登録され、修正版がリリースされた

WordPressプラグインMPL-Publisherの脆弱性情報

Patchstack OÜは2025年4月22日、WordPressプラグインMPL-Publisherの脆弱性CVE-2025-46226を公開した。この脆弱性は、ウェブページ生成時の入力の不適切な無効化(クロスサイトスクリプティング)に起因するもので、保存型XSS攻撃を許容するのだ。

影響を受けるのはMPL-Publisherバージョンn/aから2.18.0までである。2.18.1以降のバージョンは影響を受けないことが確認されている。この脆弱性により、攻撃者は悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザに実行させる可能性があるため、早急な対策が必要だ。

発見者はmuhammad yudha(Patchstack Alliance)である。Patchstackのデータベースには、この脆弱性に関する詳細な情報が掲載されている。

脆弱性詳細

項目詳細
CVE IDCVE-2025-46226
公開日2025-04-22
更新日2025-04-22
影響を受けるバージョンn/a~2.18.0
影響を受けないバージョン2.18.1以降
脆弱性タイプクロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア6.5 (MEDIUM)
CWECWE-79
ベンダferranfg
製品MPL-Publisher
Patchstackデータベース

クロスサイトスクリプティング(XSS)について

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、悪意のあるスクリプトをWebサイトに挿入し、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法である。この攻撃によって、ユーザーの個人情報が盗まれたり、Webサイトが改ざんされたりする可能性がある。

  • 攻撃者は、Webサイトの脆弱性を悪用する
  • ユーザーのセッションを乗っ取られる可能性がある
  • 悪意のあるスクリプトを実行される可能性がある

XSS攻撃を防ぐためには、Webアプリケーションの入力検証を適切に行い、出力時にスクリプトをエスケープするなどの対策が必要だ。

CVE-2025-46226に関する考察

今回のMPL-Publisherの脆弱性CVE-2025-46226は、クロスサイトスクリプティングという一般的な脆弱性だが、その影響範囲は広く、多くのWordPressユーザーに影響を与える可能性がある。迅速なアップデートが重要であり、ユーザーは最新バージョンへの更新を怠らないようにする必要がある。放置すると、サイト乗っ取りや個人情報漏洩といった深刻な被害につながるだろう。

今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。そのため、プラグイン開発者には、セキュリティに関する知識の向上と、脆弱性診断ツールの活用が求められる。また、WordPressユーザーは、定期的にプラグインのアップデートを行うとともに、セキュリティに関する情報を常にチェックする必要があるだろう。

さらに、WordPress本体や他のプラグインとの連携におけるセキュリティリスクも考慮する必要がある。包括的なセキュリティ対策を講じることで、より安全なWordPress環境を構築することができるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-46226」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-46226, (参照 2025-05-09).

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