
目次
記事の要約
- アスエネとJFSがデータ連携を開始
- エネルギーマネジメントクラウド「@エナジー」とCO2排出量管理サービス「ASUENE」連携
- 省エネ法対応や脱炭素経営支援を強化
アスエネとJFSのデータ連携開始
アスエネ株式会社は2025年5月9日、日本ファシリティ・ソリューション株式会社(JFS)が提供するエネルギーマネジメントクラウドサービス「@エナジー」とのデータ連携を開始したと発表した。この連携により、両社のサービスを併用する企業は、電力使用量を起点としたCO2排出量の見える化から、省エネ法や自治体条例への対応まで、脱炭素経営に不可欠な業務の効率化と正確性向上を実現できるのだ。
両社は、アスエネのCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」とJFSの「@エナジー」とのデータ連携を通じて、電力データの二重入力を不要にし、業務負荷を大幅に軽減する。この連携は、アスエネグループのAnyflow社の提供するiPaaS技術を活用し、API接続による安全かつシームレスなデータ統合環境を実現している。
「ASUENE」の導入企業は、システムに蓄積されたCO2排出量などのデータを活用することで、JFSが提供する省エネ法対応支援などのサービスをスムーズに受けられるようになる。この連携により、企業は複雑な法令対応と環境情報開示の負荷軽減が期待できるのだ。
データ連携サービスの概要
サービス名 | 提供企業 | 概要 |
---|---|---|
ASUENE | アスエネ株式会社 | CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス |
@エナジー | 日本ファシリティ・ソリューション株式会社 | エネルギーマネジメントクラウドサービス |
API連携について
本連携は、アスエネグループのAnyflow社が提供するiPaaS技術を活用し、API接続による安全かつシームレスなデータ統合環境を実現している。このAPI連携により、「ASUENE」と「@エナジー」間のデータのやり取りがスムーズに行われ、ユーザーはデータ入力の手間を省くことができるのだ。
- 安全なデータ連携
- シームレスなデータ統合
- 業務効率の向上
Anyflow社のiPaaS技術は、様々なSaaSサービスとの連携を容易にするため、今後の更なるサービス連携拡大にも期待できる。
データ連携に関する考察
アスエネとJFSのデータ連携は、企業の脱炭素経営を支援する上で大きな一歩となるだろう。省エネ法改正や自治体条例への対応が複雑化する中、両社のサービス連携は、企業の業務負荷軽減とデータ管理の正確性向上に貢献する。しかし、データセキュリティやプライバシー保護といった課題への対応も重要であり、継続的な改善が必要となるだろう。
今後、より多くの企業が本サービスを利用することで、データの精度向上や新たな機能追加が期待される。また、他の環境関連サービスとの連携強化も重要であり、より包括的な脱炭素経営支援体制の構築が求められる。これにより、企業は環境問題への取り組みをより効率的に進めることができるのだ。
本連携は、脱炭素化に向けた取り組みを加速させる上で、重要な役割を果たすだろう。しかし、システムの安定性やデータの正確性、セキュリティ対策など、継続的な改善と監視が必要不可欠である。ユーザー企業からのフィードバックを反映し、更なる機能強化やサービス向上を図ることが重要だ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「アスエネ、エネルギーマネジメントクラウド「@エナジー」とのデータ連携を開始 | アスエネ株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000514.000058538.html, (参照 2025-05-09).