
目次
記事の要約
- ハートビーツ社が帝国データバンクのリモートeシール実証実験に協力
- Kozutumiのタイムスタンプ機能にeシール機能を追加
- 操作性維持しつつ、組織の正当性をeシールで証明可能に
ハートビーツ社と帝国データバンクのリモートeシール実証実験
株式会社ハートビーツは2025年5月9日、帝国データバンクによる「日本版リモートeシール」実証実験に協力したことを発表した。同社が提供する重要ファイル転送サービスKozutumiを用いた実証実験を実施したのだ。
Kozutumiはファイル送受信の信頼性向上と効率化を実現するサービスであり、ウイルススキャン、タイムスタンプによる10年間の内容証明、サイバーリスク保険自動付帯などの機能を備えている。今回の実証実験では、Kozutumiのタイムスタンプ機能にeシール機能を追加することで、操作性を維持しつつ、企業や団体の正当性をeシールで証明できることを確認したのだ。
ハートビーツ社は、ITインフラ設計・構築・運用・監視・障害対応などを基盤に、クラウド技術の推進とお客様の事業発展を支援するクラウド・アクセラレーション事業を展開している。Kozutumiは同社の新規事業として展開されており、脱パスワード付きZIPファイルを推進する重要ファイル転送プラットフォームである。
実証実験概要
項目 | 詳細 |
---|---|
実験実施日 | 2025年5月9日 |
協力企業 | 株式会社ハートビーツ |
実験内容 | Kozutumiを用いた日本版リモートeシール実証実験 |
Kozutumiの機能 | ファイル転送、ウイルススキャン、タイムスタンプ、サイバーリスク保険自動付帯 |
実験結果 | 操作性維持しつつ、eシールによる組織の正当性証明が可能 |
Kozutumiについて
Kozutumiは、ファイルの送受信における信頼性向上と効率アップを実現するファイル転送サービスだ。
- ウイルススキャン機能
- 10年間の内容証明機能
- サイバーリスク保険自動付帯
これらの機能により、機密データの安全な送受信を支援する。
リモートeシール実証実験に関する考察
今回の実証実験は、Kozutumiの機能拡張とセキュリティ強化に大きく貢献したと言える。タイムスタンプ機能にeシール機能を追加することで、ファイルの真正性と送信者の信頼性を高めることができたのだ。しかし、eシールの普及には、利用者側の理解と導入コストの問題があるだろう。
今後、eシールの利便性向上のため、より簡素な認証方法や導入支援ツールの開発が必要となるだろう。また、eシールの法的効力やセキュリティに関する議論も重要であり、関係各所の連携が不可欠だ。さらに、多様なファイル形式やクラウドサービスとの連携強化も求められるだろう。
将来的には、Kozutumiが様々な企業や組織で利用され、より安全で効率的なファイル転送環境が実現することを期待する。そのために、継続的な機能改善とセキュリティ対策の強化が不可欠である。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「Kozutumiを活用し、帝国データバンクの『リモートeシール』実証実験に協力 | 株式会社ハートビーツのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000093709.html, (参照 2025-05-09).