
目次
記事の要約
- マネーツリーと鹿児島銀行が連携
- 「かぎんビジネスポータル」と「Moneytree LINK」連携開始
- 事業者向け包括的な資金管理を実現
マネーツリーと鹿児島銀行の連携開始
マネーツリー株式会社は2025年5月8日、株式会社鹿児島銀行が提供する事業者向けポータルサイト「かぎんビジネスポータル」において、同社の「Moneytree LINK」が採用されたことを発表した。この連携は2025年4月21日より開始されている。
「Moneytree LINK」の採用により、「かぎんビジネスポータル」の利用者は、他行を含む口座連携による包括的な資金管理が可能になる。法人・個人事業主は口座情報の可視化によって資金管理を効率化できるのだ。
鹿児島銀行は、法人・個人事業主の事務効率化や利便性向上に向けたデジタルサービスの拡充を進めており、今回の連携はその一環である。「かぎんビジネスポータル」は、鹿児島銀行の事業者向けインターネットバンキング「かぎんFB-Webサービス」の契約者を対象に提供される。
「かぎんビジネスポータル」では、預金残高やメッセージなどをまとめて表示するダッシュボード機能、当行および他行の預金口座照会機能、電子交付、電子申請などが利用可能だ。
連携サービスの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
連携サービス | 鹿児島銀行「かぎんビジネスポータル」、マネーツリー「Moneytree LINK」 |
開始日 | 2025年4月21日 |
対象 | 「かぎんFB-Webサービス」契約者 |
機能 | 包括的な資金管理、口座連携、ダッシュボード機能、預金口座照会、電子交付、電子申請など |
提供元 | 株式会社鹿児島銀行、マネーツリー株式会社 |
Moneytree LINKについて
Moneytree LINKは、国内2,500以上の銀行口座、クレジットカード、電子マネー、マイル・ポイントカード、証券口座の金融データを集約するAPIを提供するサービスだ。
- 業界最高水準のセキュリティ
- プライバシー保護
- 高い透明性
金融業界を中心に、新しい価値を提供する中立性の高い金融データプラットフォームとして認知されており、三井住友銀行、ソニー生命、弥生、TKC、地方銀行、信用金庫など合計100社以上に採用されている。
Moneytree LINKと鹿児島銀行連携に関する考察
マネーツリーと鹿児島銀行の連携は、地方銀行におけるデジタル化推進の好事例と言える。中小企業の資金管理効率化に貢献し、鹿児島銀行のインターネットバンキング普及促進にも繋がるだろう。しかし、システム障害やセキュリティリスクへの対策は万全を期す必要がある。
今後、API連携の範囲拡大や、より高度な分析機能の追加が期待される。例えば、AIを活用した資金繰り予測や、経営状況分析機能の提供などが考えられる。これらの機能強化によって、中小企業の経営支援にさらに貢献できるだろう。
地方銀行のデジタル化は、顧客満足度向上と業務効率化の両面で重要だ。マネーツリーと鹿児島銀行の連携は、その成功事例として、他の金融機関にも波及効果をもたらす可能性がある。継続的な改善と機能追加によって、より多くの企業が恩恵を受けられるようなサービスに発展していくことを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「マネーツリー、鹿児島銀行の事業者向けポータルサイト「かぎんビジネスポータル」と「Moneytree LINK」を連携 | マネーツリー株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000007202.html, (参照 2025-05-09).