
目次
記事の要約
- 副業マッチングサービス『lotsful』が埼玉県庁DX推進プロジェクトで貢献
- 内閣官房「デジタル専門人材派遣制度」を活用しノーコードツール導入を支援
- 5名のデジタル専門人材が2024年4月から約11ヶ月間プロジェクトを支援
埼玉県庁DX推進プロジェクトに『lotsful』の副業人材5名が貢献
パーソルイノベーション株式会社が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful』は、埼玉県庁の令和6年度DX推進プロジェクトに5名のデジタル専門人材をマッチングし、2024年4月から2025年3月末までの約11ヶ月にわたるプロジェクトが無事に終了したことを発表した。このプロジェクトは、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が実施する「デジタル専門人材派遣制度(人材紹介型)」の協力企業として実現した。
埼玉県では「埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画(DX推進計画)」を策定し、「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「DX」の3つのステップでDXを推進している。令和6年度のプロジェクトでは、「デジタルを活用した業務プロセス改革と県民サービスの向上」をメインテーマに、第2ステップである「デジタライゼーション」の実現を目指し、ノーコードツールや生成AIの活用による業務効率化と県民サービスの利便性向上を図ったのだ。
今回のプロジェクトには、『lotsful』から合計5名のデジタル専門人材が参画し、県庁組織全体におけるTX(タスク・トランスフォーメーション)の実現に向けて、TX推進における全体計画案の検討や業務プロセスの分解、デジタル化すべきタスクの棚卸し、ノーコードツールの導入などを支援した。伴走型で県庁内のDXを支援し、『lotsful』は令和7年度も副業人材との連携を通じて埼玉県庁のDXプロジェクトを引き続き支援する予定だ。
令和6年度埼玉県庁DXプロジェクトにおける『lotsful』人材の貢献
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト期間 | 2024年4月~2025年3月末(約11ヶ月) |
参画人数 | 5名 |
メインテーマ | デジタルを活用した業務プロセス改革と県民サービスの向上 |
推進計画 | 埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画 |
支援内容 | TX推進計画案検討、業務プロセス分解、タスク棚卸し、ノーコードツール導入 |
TX(タスク・トランスフォーメーション)について
TX(タスク・トランスフォーメーション)とは、「デジタルツールに任せられる仕事」と「そうでない仕事」を仕分け、職員の力を「人にしかできない創造的な仕事」に振り向けることで業務の効率化と県民サービスの充実を目指す埼玉県独自の取り組みを指す。主な目的は以下の通りだ。
- 業務効率化
- 県民サービスの向上
- 職員の創造性発揮
埼玉県庁では、このTXを推進するために『lotsful』の副業人材を活用し、業務プロセスの見直しやデジタル化を支援している。これにより、職員はより創造的な業務に集中できるようになり、県民へのサービス向上に繋がることが期待される。
埼玉県庁DX推進におけるlotsful活用に関する考察
埼玉県庁がDX推進に『lotsful』の副業人材を活用したことは、地方自治体における人材活用の新たなモデルケースとして注目される。特に専門知識や経験を持つ外部人材の活用は、組織の変革を加速させる上で有効な手段となり得るだろう。しかし、外部人材の活用には、組織文化への適応や情報共有の課題も伴う。
これらの課題に対しては、プロジェクト開始前の丁寧なオリエンテーションや、定期的な進捗報告会の実施などが考えられる。また、今後はAI技術の進化により、より高度なデータ分析や業務自動化が可能になることが期待されるだろう。これにより、県民サービスの更なる向上や業務効率化が実現するはずだ。
さらに、今回の取り組みを他の自治体にも展開することで、地域全体のDX推進に貢献できる可能性がある。そのためには、成功事例の共有やノウハウの体系化が重要となるだろう。埼玉県庁と『lotsful』の連携は、地方創生に向けた新たな可能性を示唆していると言える。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「副業マッチングサービス『lotsful』の副業人材5名が埼玉県庁のDX推進プロジェクトで活躍 | パーソルイノベーション株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000524.000071591.html, (参照 2025-04-29).