
目次
記事の要約
- シャノンとソニーネットワークコミュニケーションズがマーケティングデータ分析支援サービスで連携開始
- シャノンのSMPとソニーネットワークコミュニケーションズのPrediction Oneを連携
- マーケティング施策の影響度分析・可視化、運用改善の示唆を提供
シャノンとソニーネットワークコミュニケーションズ、マーケティングデータ分析支援サービス連携開始
株式会社シャノンとソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、2025年5月9日、マーケティングデータ分析支援サービスにおける連携開始を発表した。この連携により、両社のサービスを組み合わせた新たなソリューションが提供されることになるのだ。
シャノンが提供する統合型マーケティングクラウドサービス「SHANON MARKETING PLATFORM」(SMP)と、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するAI予測分析ツール「Prediction One」を連携させることで、SMP上に蓄積されたマーケティング情報をPrediction Oneで分析する。これにより、顧客のデジタルマーケティングの影響を分析・可視化し、マーケティング上の示唆を提供することが可能になる。
本連携は、両社がそれぞれ提供してきた既存サービスを、より実践的なアプローチで顧客課題の解決を支援するというマーケティングDXを促進するアクションである。顧客企業は、過去に実施したマーケティング施策のうち影響度の大きい施策を洗い出し、今後の運用改善の示唆を得ることができるのだ。
サービス連携概要
項目 | 詳細 |
---|---|
連携サービス | SHANON MARKETING PLATFORM (SMP) 、Prediction One |
提供元 | 株式会社シャノン、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 |
開始日 | 2025年5月9日 |
対象 | マーケティングデータ分析支援サービス |
目的 | マーケティング領域の顧客課題解決、マーケティングDX促進 |
機能 | 基礎集計、AIモデル構築、分析、影響度分析、可視化、示唆提供 |
AI予測分析ツールPrediction Oneについて
Prediction Oneは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が2019年6月に提供開始したAI予測分析ツールだ。機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても、数クリックの簡単な操作で予測分析を行うことができる。
- 簡単な操作性
- 高い予測精度
- 予測根拠の提示
ソニー独自開発の自動モデリングによって高い予測精度を実現し、AIモデル開発における専門性を要する部分を自動化することで、業務負担を軽減する。予測とともにその根拠も合わせて提示されるため、次のアクションが取りやすいことも特徴の一つである。
マーケティングデータ分析支援サービス連携に関する考察
本連携は、マーケティングデータの活用を促進し、顧客企業のマーケティング効果の最大化に貢献する点で大きなメリットがある。シャノンのSMPが持つ豊富なマーケティングデータと、ソニーネットワークコミュニケーションズのPrediction Oneが持つ高度なAI分析技術の組み合わせは、相乗効果を生み出すだろう。
しかし、データのセキュリティやプライバシー保護については、十分な対策が必要となる。個人情報の取り扱いに関する法規制やガイドラインを遵守し、データ漏洩のリスクを最小限に抑えるための対策を徹底する必要があるだろう。また、分析結果の解釈や活用方法に関する教育・サポート体制の構築も重要となる。
今後、Prediction Oneの機能拡張や、SMPとの更なる連携強化によって、より高度なマーケティング分析や予測が可能になることが期待される。例えば、リアルタイムでのデータ分析や、より精緻な顧客セグメンテーション機能の追加などが考えられる。これらの機能強化によって、顧客企業はより効果的なマーケティング戦略を策定できるようになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「シャノン、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社のマーケティング分析支援サービスと連携開始 | 株式会社シャノンのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000485.000002984.html, (参照 2025-05-11).