
目次
記事の要約
- YKK株式会社がセキュリティ評価プラットフォームAssuredを導入
- グローバルガバナンス強化に向けたセキュリティ評価体制構築を実現
- クラウドサービス増加と組織改編による課題解決のため導入
YKK株式会社のAssured導入
株式会社アシュアードは2025年5月12日、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」がYKK株式会社に導入されたことを発表した。YKKグループはファスニング事業とAP事業を世界70の国と地域で展開しており、デジタル推進に注力しているのだ。
クラウドサービス利用の増加と2024年4月からの組織改編により新設されたグローバルITインフラ&セキュリティ室が全体のセキュリティを統括することになった。従来の手法では工数的に困難な状況だったため、Assuredの導入に至ったのだ。
年間50件程度のセキュリティ評価を国内で行ってきたが、現在の人員では手一杯だった。海外を含めたグローバルガバナンス強化にも取り組む必要があり、持続可能な体制構築のためAssured導入を決めたのだ。
Assuredを活用することで、効率的かつ高精度のセキュリティ評価を実現し、グローバルガバナンス強化を含めたITセキュリティの推進を加速させることを目指している。
Assured導入概要
項目 | 詳細 |
---|---|
導入企業 | YKK株式会社 |
導入製品 | セキュリティ評価プラットフォームAssured |
導入目的 | グローバルガバナンス強化、セキュリティ評価体制の効率化 |
導入背景 | クラウドサービス利用増加、組織改編 |
課題 | 従来手法の工数増加、持続可能な体制構築の必要性 |
効果 | 効率的かつ高精度のセキュリティ評価の実現 |
セキュリティ評価プラットフォームAssuredについて
Assuredは、SaaS/ASPなどのクラウドサービスの安全性を可視化するプラットフォームである。専門知識を有するセキュリティ評価チームが、主要なガイドラインやフレームワークに基づき、クラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その評価結果をデータベースに集約することで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現するのだ。
- 効率的なセキュリティ評価
- 高精度のセキュリティ評価
- クラウドサービスの安全性可視化
クラウドサービス事業者は、Assuredによるセキュリティ評価情報を用いて自社サービスの安全性を示すことができ、利用企業・事業者双方を繋ぐ役割を担う。
YKK株式会社におけるAssured導入に関する考察
YKK株式会社におけるAssured導入は、グローバル展開する企業にとって、効率的なセキュリティ評価体制の構築という点で大きなメリットをもたらすだろう。既存のチェックシート方式では対応しきれない規模のクラウドサービス利用増加と、グローバルなセキュリティガバナンス強化の必要性に応える有効な手段と言えるのだ。
しかし、Assuredへの依存度が高まることで、プラットフォームの障害やセキュリティリスクへの対応が課題となる可能性がある。また、評価基準の変更や、新たなクラウドサービスへの対応など、継続的なメンテナンスとアップデートが必要となるだろう。
そのため、Assuredの利用状況を継続的にモニタリングし、必要に応じてシステム改修や人員配置の見直しを行うことが重要だ。さらに、Assuredの機能拡張や、YKK株式会社独自のセキュリティ要件への対応など、柔軟な運用体制の構築が求められる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「YKK株式会社が、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入 | Visionalのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000701.000034075.html, (参照 2025-05-13).