
目次
記事の要約
- インプルがRBFを活用し約1億円の資金調達を実施
- 2024年度累計資金調達額は2億円超に
- 調達資金は人的資本とAI関連費用に充当
インプル、RBFを活用し約1億円の資金調達を実施
株式会社インプルは2025年5月12日、Yoii RBFファンド1号投資事業有限責任組合からレベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)により、約1億円の資金調達を実施したことを発表した。これは、同社の2024年度累計資金調達額(金融機関からの融資等を含む)が2億円を超えることを意味する。
インプルはDX支援を中心に事業を展開しており、AIなど先進技術を活用したソリューションを提供している。既存事業の急拡大と新たな成長機会の創出に向けた投資の必要性から、RBFによる資金調達を選択したのだ。迅速かつ適切な資金調達を実現できたことは、今後の事業拡大に大きく貢献するだろう。
調達資金は、人的資本とAI関連費用などに充当され、持続的成長に向けた事業基盤の強化に活用される予定だ。RBFは企業の売上を分析し、将来の収益を予測することで資金調達を行う新しい手法であり、成長段階にある企業にとって柔軟な資金運用を可能にする。
資金調達概要とインプルの事業内容
項目 | 詳細 |
---|---|
調達額 | 約1億円 |
調達方法 | レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF) |
投資元 | Yoii RBFファンド1号投資事業有限責任組合 |
2024年度累計資金調達額 | 2億円超 |
資金用途 | 人的資本、AI関連費用 |
会社名 | 株式会社インプル |
所在地 | 北海道札幌市中央区南3条西10丁目1001番地5 |
代表者 | 代表取締役 西嶋 裕二 |
事業内容 | スマートフォンアプリおよびWEBアプリケーションなどのシステム開発 |
レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)について
RBFは、企業の売上を分析し、将来の収益を予測することで資金調達を行う新しい手法である。成長段階にある企業にとって、柔軟な資金運用を可能にする点が大きな特徴だ。
- 将来の売上を担保に資金調達
- 成長段階に応じた柔軟な資金運用
- 資本政策への影響が少ない
近年、スタートアップ企業を中心に注目を集めている資金調達方法であり、インプルのような急成長企業にとって最適な選択肢の一つと言えるだろう。
インプルによるRBF活用に関する考察
インプルによる今回のRBFを活用した資金調達は、同社の成長戦略において非常に有効な手段であったと言える。迅速な資金調達と、将来のキャッシュフローに基づいた評価は、企業価値の向上にも繋がるだろう。しかし、RBFは売上高に依存する性質を持つため、将来の売上予測の精度が重要となる。
売上予測が不正確であった場合、資金調達額が不足したり、返済に苦慮する可能性がある。そのため、正確な売上予測を行うための体制構築と、リスク管理体制の強化が不可欠だ。また、RBF以外の資金調達手段も検討し、多角的な資金調達戦略を構築することで、リスクを分散することが重要となるだろう。
今後、インプルがAI関連技術の開発や人材育成に注力し、更なる事業拡大を実現していくことを期待したい。RBFの活用が成功事例となり、他の企業にもRBF導入の促進に繋がる可能性もあるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「インプル、レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)を活用し約1億円の資金調達を実施 | 株式会社インプルのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000066988.html, (参照 2025-05-13).