
目次
記事の要約
- いのち会議が共感VRシアタープログラムを公開
- クロスフィールズ、大阪大学SSIとの共同開発
- 5月15日トークイベント開催、VR体験会も実施
世界の暮らしを体感できる共感VRシアタープログラム公開
いのち会議は、クロスフィールズ、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)と共同で開発した「世界の暮らしを体感できる共感VRシアタープログラム」を5月12日に公開した。このプログラムは、大阪大学中之島センターにある「共感VRシアター」向けに制作され、来場者がテクノロジーを活用して社会課題を自分事化する機会を提供することを目的としているのだ。
プログラムは、カンボジア、タンザニア、インドの都市部や農村部での暮らしを360度映像で体験できる内容となっている。まるでその場所にいるかのような臨場感で、幅広い年齢層が様々な国や地域を体感できるだろう。制作には大阪大学の学生も参加し、国や地域の紹介、気付きを深めるための問いかけは学生たちの声で日本語と英語で行われている。
大阪・関西万博の開幕とプログラム完成を記念して、5月15日にはトークイベント「社会課題の自分事化で”いのち輝く未来社会”をデザインする〜共感VRシアターでの世界の暮らし体感〜」が開催される。クロスフィールズ代表理事の小沼大地氏と大阪大学SSI長の堂目卓生氏が登壇し、社会課題を自分事化することについて議論を深める予定だ。
トークイベント後には、VRシアターでプログラムを体験できる時間も用意されている。参加費は無料である。
イベント概要と関連団体
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | 社会課題の自分事化で”いのち輝く未来社会”をデザインする〜共感VRシアターでの世界の暮らし体感〜 |
日時 | 5月15日(木)18:30-20:00(20:00-20:30で共感VRシアター体験会) |
場所 | 大阪大学中之島センター5階「いのち共感ひろば」 |
登壇者 | 小沼大地氏(NPO法人クロスフィールズ代表理事)、堂目卓生氏(大阪大学SSI長) |
定員 | 対面:50名程度、オンライン:100名程度 |
参加費 | 無料 |
主催 | いのち会議、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)車座の会 |
共催 | NPO法人クロスフィールズ |
共感VRシアタープログラムについて
このプログラムは、360度映像を用いて世界の様々な地域での暮らしを体感できるVRコンテンツだ。カンボジア、タンザニア、インドの都市部や農村部の生活を、まるでその場にいるかのように体験できる点が特徴である。
- 臨場感あふれる映像体験
- 多様な地域・文化の理解促進
- 社会課題への意識向上
大阪大学の学生が制作過程に参加し、日本語と英語で解説や問いかけを提供している点が、このプログラムの大きな魅力の一つだ。
いのち会議と共感VRプログラムに関する考察
この共感VRシアタープログラムは、社会課題への関心を高め、持続可能な社会の実現に貢献する可能性を秘めている。VR技術を活用することで、実際に現地を訪れることが難しい人々にも、社会問題を身近に感じてもらう機会を提供できるのだ。しかし、VR酔いなどの問題や、映像の質、情報量のバランス、多言語対応の充実度など、改善すべき点も存在するだろう。
今後、より多くの地域や社会問題を取り上げ、プログラムの充実を図ることが重要となる。また、教育現場や企業研修など、様々な場面での活用を検討し、より多くの人々に社会課題への意識を高めてもらうための取り組みが必要だ。さらに、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、プログラムの改善を継続していくことが重要である。
このプログラムが、未来社会のデザインに貢献し、一人ひとりが輝く社会の実現に繋がることを期待したい。持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献も期待できるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「いのち会議」は、「世界の暮らしを体感できる共感VRシアタープログラム」を、クロスフィールズ、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブと共同開発! | いのち会議 事務局のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000161447.html, (参照 2025-05-14).