
目次
記事の要約
- キユーピーマヨネーズの一部商品の賞味期限表示が年月表示に変更された
- 賞味期限が延長され、食品ロス削減と物流効率化を目指す
- 2025年7月製造分から順次出荷される
キユーピーマヨネーズ賞味期限変更と賞味期間延長
キユーピー株式会社は2025年5月13日、キユーピーマヨネーズの一部商品の賞味期限表示を年月日表示から年月表示に変更し、賞味期間を延長すると発表した。これは食品ロス削減と物流効率化を目的とした取り組みの第二弾である。
対象商品は、50g、130g、200gのポリボトル容器入りと、瓶入りのキユーピーマヨネーズ(瓶)、キユーピーマヨネーズ・トムとジェリー(瓶)、キユーピー平飼い卵マヨネーズの計6商品だ。キユーピー平飼い卵マヨネーズ以外の5品は賞味期間が12カ月から13カ月に、キユーピー平飼い卵マヨネーズは10カ月から13カ月に延長される。
2024年12月には450gと350gの2商品で先行実施しており、今回の変更で対象商品が拡大された。2025年7月製造分から順次出荷される予定だ。
700g、1kg、ミニパック(6g×20個)は対象外である。
賞味期限変更と賞味期間延長の概要
商品名 | 内容量 | 変更前賞味期間 | 変更後賞味期間 |
---|---|---|---|
キユーピー マヨネーズ | 50g | 12ヶ月 | 13ヶ月 |
キユーピー マヨネーズ | 130g | 12ヶ月 | 13ヶ月 |
キユーピー マヨネーズ | 200g | 12ヶ月 | 13ヶ月 |
キユーピー マヨネーズ(瓶) | – | 12ヶ月 | 13ヶ月 |
キユーピー マヨネーズ・トムとジェリー(瓶) | – | 12ヶ月 | 13ヶ月 |
キユーピー 平飼い卵マヨネーズ | – | 10ヶ月 | 13ヶ月 |
賞味期限表示変更について
賞味期限の年月日表示から年月表示への変更は、消費期限とは異なり、品質の劣化を示すものではない。品質保持期間の延長は、保存テストによる品質確認に基づいている。
- 品質の維持
- 食品ロスの削減
- 物流効率の向上
これらの効果により、より持続可能な社会の実現に貢献することが期待される。
キユーピーマヨネーズ賞味期限変更に関する考察
今回の賞味期限表示変更と賞味期間延長は、食品ロス削減という社会貢献と、物流効率化によるコスト削減という企業利益の両立を目指した取り組みであると言える。消費者の立場からは、賞味期限表示の簡素化による利便性向上も期待できるだろう。しかし、消費期限と賞味期限の区別が曖昧なままでは、消費者の誤解を招く可能性もある。
今後、消費期限と賞味期限の明確な区別を促すための情報提供や、消費者の理解促進のための啓発活動が重要となるだろう。また、賞味期限表示の変更による、消費者の購買行動の変化や、廃棄率の変化についても、継続的なモニタリングが必要だ。
さらに、今回の取り組みを他の商品にも展開することで、食品ロス削減への更なる貢献が期待できる。キユーピーの今後のサステナビリティへの取り組みにも注目したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「食品ロス削減と物流効率化を目指して。キユーピー マヨネーズの賞味期限を「年月表示」に変更し、併せて賞味期間を延長する対象を拡大 | キユーピー株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000608.000044559.html, (参照 2025-05-14).