
目次
記事の要約
- サステナブル・ラボと鳥取銀行が協働開始
- 「とりぎんサステナビリティ・スタート・ローン」でESG情報開示支援
- プラットフォーム「TERRAST for Enterprise」活用機会を提供
サステナブル・ラボと鳥取銀行の協働開始
サステナブル・ラボ株式会社と株式会社鳥取銀行は、2025年5月13日より地域企業のESG・サステナビリティ経営支援のため協働を開始した。鳥取銀行が開始する「とりぎんサステナビリティ・スタート・ローン」において、サステナブル・ラボはESG情報開示支援プラットフォーム「TERRAST for Enterprise」の活用機会を提供するのだ。
本ローンは鳥取県内に営業拠点を置く法人および個人事業主が対象で、融資金額は10百万円以上である。ローン利用企業は「TERRAST for Enterprise」を活用することで、自社のESG・サステナビリティ経営状況を可視化できる。さらに、サステナビリティに関する取り組みを鳥取銀行のHPに掲載し、企業イメージ向上に貢献する。
この協働により、地域企業のESG・サステナビリティ経営の推進を支援し、地域経済の持続可能性向上を目指す。中小企業は人的リソースや専門知識の不足、情報へのアクセス制限、資金的制約などの課題を抱えているが、本取り組みはこれらの課題解決に貢献するだろう。
本ローンはESG情報開示を支援するプラットフォーム「TERRAST for Enterprise」の利用や、サステナビリティに関する自社の取り組みのPRを可能にする。企業は自社のESG・サステナビリティ経営における進捗や気候変動・人的資本への対応状況をデータとして可視化・定量化できるのだ。
サービス概要
項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | とりぎんサステナビリティ・スタート・ローン |
対象 | 鳥取県内に営業拠点を置く法人および個人事業主 |
特典 | 「TERRAST for Enterprise」の活用機会提供 |
融資金額 | 10百万円以上 |
開始日 | 2025年5月13日 |
TERRAST for Enterpriseについて
TERRAST for Enterpriseは、企業のESG情報開示を支援するプラットフォームだ。ESG知見がなくても利用可能なインターフェースを備え、約40項目の情報を入力するだけで診断結果を自動生成する。
- ESGスコアレポートによる定量的な現状把握
- SDSCガイドライン準拠
- グローバル連結ベースでの開示対応
これにより、企業は自社のESGパフォーマンスを客観的に評価し、改善策を導き出すことが可能になる。
鳥取銀行との協働に関する考察
鳥取銀行とサステナブル・ラボの協働は、地域経済の活性化に大きく貢献するだろう。中小企業のESG経営推進を支援することで、持続可能な地域社会の構築に繋がる。しかし、ローン利用企業の増加に伴い、「TERRAST for Enterprise」の処理能力やサポート体制の強化が必要となる可能性がある。
プラットフォームの使いやすさ向上や、多様な業種に対応できる機能拡張も重要だ。例えば、特定の業界に特化した指標やレポート機能を追加することで、より精度の高い分析が可能になるだろう。また、専門家によるコンサルティングサービスを提供することで、企業のESG経営をより効果的に支援できる。
今後、両社は連携を強化し、地域企業のESG経営をさらに推進していくことが期待される。プラットフォームの機能拡充やサポート体制の充実、そして地域経済への更なる貢献に期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ESG情報開示支援プラットフォームを開発するサステナブル・ラボ、鳥取銀行との協働を開始 | サステナブル・ラボ株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000052578.html, (参照 2025-05-14).