
目次
記事の要約
- 九電工がサービス支払いに「NP後払いair」を導入
- JCB加盟店の利便性向上と九電工の業務効率化が目的
- 請求業務のデジタル化・自動化による事務負担軽減を実現
九電工のサービス支払いに「NP後払いair」導入
株式会社ジェーシービーは2025年5月13日、株式会社九電工が提供するサービスの支払い方法として、後払い決済サービス「NP後払いair」の導入を発表した。これはJCBと株式会社ネットプロテクションズとのサービス紹介業務の一環として行われたものだ。
九電工は、案件増加に伴う社員の負担軽減を目的に、デジタル技術を活用した生産性向上と業務最適化を推進してきた。請求業務の効率化を図るため、「NP後払いair」の導入に至ったのだ。
従来の紙の請求書発行や入金確認、未払い対応などに時間を要していた請求業務を、「NP後払いair」によりデジタル化・自動化し、事務負担を軽減できるようになった。多様な支払い方法も顧客満足度向上に寄与すると考えられる。
JCBは、紹介可能なサービスの拡充によるJCB加盟店の利便性向上を企図して、2021年のネットプロテクションズ社との資本提携に基づく活動として後払い決済サービスの協業推進を開始した。その取り組みの中で、九電工が提供するサービスでの「NP後払いair」の導入に至ったのだ。
導入サービスとJCBの取り組み
サービス名 | 概要 |
---|---|
NP後払い | 通販利用者向け後払い決済サービス |
atone | 通販・実店舗で使える後払い決済サービス |
NP後払いair | 訪問型役務サービスで使える後払い決済サービス |
NP掛け払い | 企業間取引(BtoB)向け後払い決済サービス |
NP後払いairについて
「NP後払いair」は、水道・ガスの修理、ハウスクリーニング、住設機器の設置・修理など、訪問型の役務サービスで利用できる後払い決済サービスだ。
- サービス利用後に代金支払い
- 会員登録・クレジットカード情報不要
- 事業者は請求業務をアウトソース可能
利用者は当日の現金準備が不要で、追加請求発生時にも手持ち不足を心配する必要がない。事業者にとっても、回収・集金業務の負荷軽減や現金の違算・紛失リスクの解消に繋がるだろう。
NP後払いair導入に関する考察
九電工による「NP後払いair」の導入は、業務効率化と顧客満足度向上という点で大きなメリットをもたらすだろう。デジタル化による事務作業の削減は、社員の負担軽減と生産性向上に貢献する。顧客にとっても、多様な支払い方法の選択肢は利便性を高めるだろう。
しかし、システム障害やセキュリティリスクといった問題も考慮する必要がある。万が一システムに不具合が発生した場合、請求業務に支障をきたす可能性がある。セキュリティ対策を徹底し、データ漏洩などのリスクを最小限に抑える必要があるだろう。
今後の課題としては、システムの安定性とセキュリティの強化、そして更なる機能拡張が挙げられる。例えば、より詳細な請求データの分析機能や、顧客への支払い状況のリアルタイム通知機能などが考えられる。継続的な改善とアップデートによって、より使いやすく、安全なサービスを提供していくことが重要だ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「九電工のサービス支払いにネットプロテクションズが提供する「NP後払いair」を導入 | 株式会社ジェーシービーのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001184.000011361.html, (参照 2025-05-14).