東京都とeiicon、オープンイノベーションプログラムに2プロジェクト追加発表、7プロジェクト体制へ

東京都とeiicon、オープンイノベーションプログラムに2プロジェクト追加発表、7プロジェクト体制へ
PR TIMES より

記事の要約

  • 東京都とeiiconが共同で実施するオープンイノベーションプログラムに2プロジェクト追加
  • 港区立産業振興センターなど2団体が参加、計7プロジェクトに
  • ウェルビーイング、モビリティ、カーボンニュートラル、教育の4テーマで課題解決を目指す

東京都とeiiconによるオープンイノベーションプログラムに2プロジェクト追加

株式会社eiiconは2025年5月13日、東京都内の自治体・企業と全国のスタートアップとのオープンイノベーションを活用した新規事業創出プログラム『Be Smart Tokyo MATCHING PROGRAM supported by eiicon』に、2プロジェクトの追加を発表した。このプログラムは、東京都が実施する「Be Smart Tokyo(東京都スマートサービス実装促進プロジェクト)」の一環として運営されているのだ。

新たに港区立産業振興センターと、非公表の1社が参加することになり、これまでに発表された5プロジェクトと合わせて、合計7プロジェクトとなった。これらのプロジェクトは、ウェルビーイング、モビリティ、カーボンニュートラル、教育の4つのテーマに沿って、スタートアップによるスマートサービスアイデアの実装を目指すものである。

マッチングが成立した7つのプロジェクトには、実証・実装に必要なサポート費用(合計最大300万円)の提供に加え、社会実装に向けて専任のコンサルタントによる伴走支援が行われる予定だ。東京都は、このプログラムを通じて、都民の暮らしの利便性向上とQOL向上を目指している。

プログラム概要と参加団体

フィールド提供者スタートアップ提案タイトル
港区立産業振興センター株式会社ユナイトライオンラインとオフラインを繋ぐコミュニティ形成をHOWDYで実現
非公表非公表非公表
足立区株式会社フツパーAI分析によるバス時刻表の最適化
足立区株式会社デザイニウムローカルMaaSプラットフォームによるタクシー補助の自動精算、証憑電子化、利用実績集計、電子決済
株式会社小田急SCディベロップメント株式会社HILお腹ソムリエによる地域住民の未病改善へ向けたヘルスケア体験
株式会社小田急SCディベロップメント株式会社WELL BE INDUSTRYWELL BE CHECKで実現する未病改善
東海汽船株式会社株式会社デザイニウム船から島までの移動と体験を繋ぐ東京諸島MaaS
Be Smart Tokyo MATCHING PROGRAM

オープンイノベーションについて

本プログラムは、オープンイノベーションを活用した新規事業創出を目的としている。

  • 社内外の資源を組み合わせることで革新的な価値を創出する
  • スタートアップと既存企業・自治体の連携を促進する
  • 東京都のスマートシティ化に貢献する

オープンイノベーションは、企業や自治体の課題解決に新たなアプローチを提供する手法である。

Be Smart Tokyo MATCHING PROGRAMに関する考察

本プログラムは、東京都のスマートシティ化推進に大きく貢献するだろう。スタートアップの革新的なアイデアと、自治体・企業の持つリソースを組み合わせることで、効率的な課題解決と新たなビジネスチャンスの創出が期待できる。しかし、スタートアップと既存組織との連携における文化や意思決定プロセスの違いによる摩擦、また、実証実験の結果が必ずしも期待通りにならないリスクも考慮する必要がある。

これらの問題を解決するためには、関係者間の密なコミュニケーションと柔軟な対応が重要となる。また、プログラムの進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて修正を加えるアジャイルな運営体制の構築も不可欠だ。さらに、成功事例の共有やノウハウ蓄積を通じて、今後のプログラム改善に繋げていくことが重要である。

今後、より多くのスタートアップが参加し、多様な分野での課題解決に繋がることを期待したい。また、プログラムを通じて生まれた技術やサービスが、広く社会に普及し、都民の生活の質向上に貢献することを願っている。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【東京都 × eiicon】プロジェクト組成を追加発表!『Be Smart Tokyo MATCHING PROGRAM supported by eiicon』計7プロジェクトに! | 株式会社eiiconのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000730.000037194.html, (参照 2025-05-14).

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