Googleドライブ、Geminiの多言語対応を発表 20以上の言語でフォルダ分析が可能に

記事の要約

  • GoogleドライブのサイドパネルでGeminiが利用可能になった
  • 20以上の言語に対応し、フォルダ内の文書を分析できるようになった
  • テキスト文書、PDF、スプレッドシート、プレゼンテーションに対応

GoogleドライブのGemini対応言語拡大

Googleは2025年5月12日、GoogleドライブのサイドパネルにおけるGeminiの利用可能言語を20以上追加したことを発表した。これにより、アラビア語、カタルーニャ語、スウェーデン語、チェコ語など、多様な言語でGeminiを活用できるようになったのだ。

Geminiはフォルダ内のテキスト文書、PDF、スプレッドシート、プレゼンテーションを分析し、要約やテーマの抽出、期日の特定といった質問に答えることができる。ユーザーはサイドパネルからフォルダを指定したり、@メンションでフォルダを指定したりすることで、Geminiを利用できるようになっている。

この機能は、Google WorkspaceのBusiness Standard、Plus、Enterprise Standard、Plus、Gemini Education、Gemini Education Premium、Google One AI Premiumユーザーが利用可能だ。2025年1月15日をもって販売終了となったGemini Business、Gemini Enterpriseの既存ユーザーもこの機能を利用できる。

Rapid Releaseドメインでは5月12日から、Scheduled Releaseドメインでは5月27日から、最大15日かけて段階的に展開される予定だ。

Gemini対応言語と利用方法

言語利用方法
アラビア語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
カタルーニャ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
スウェーデン語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
チェコ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
オランダ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
フィンランド語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
フランス語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ドイツ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ギリシャ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ハンガリー語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
インドネシア語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
イタリア語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
日本語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
韓国語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
マレー語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
中国語(簡体字)サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ヘブライ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ノルウェー語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ポーランド語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ポルトガル語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ルーマニア語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ロシア語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
スペイン語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
デンマーク語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
タイ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
トルコ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ウクライナ語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど
ベトナム語サイドパネル、@メンション、ドラッグアンドドロップなど

Geminiの機能と制限

Geminiはフォルダ内の文書を分析し、様々な質問に答えることができる便利な機能だ。テキスト文書、PDF、スプレッドシート、プレゼンテーションといった一般的なファイル形式に対応している点が大きな利点である。

  • フォルダ内の文書の要約
  • フォルダ内コンテンツのテーマ抽出
  • フォルダ内ファイルに基づく期日の特定

ただし、現状では画像ファイルや動画ファイルには対応していないため、今後の機能拡張に期待したい。

GoogleドライブGemini対応に関する考察

GoogleドライブへのGeminiの多言語対応は、グローバルなユーザーへのアクセシビリティ向上に大きく貢献するだろう。多様な言語に対応することで、より多くのユーザーがGeminiの機能を活用できるようになるのだ。

しかし、多言語対応に伴い、各言語における精度や正確性の維持が課題となる可能性がある。また、誤訳や誤解釈による情報伝達の不正確さも懸念されるだろう。

Googleは、機械翻訳技術の向上や、ユーザーからのフィードバックを積極的に活用することで、これらの課題に対処していく必要がある。将来的には、音声入力や画像認識への対応など、さらなる機能拡張も期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. Google Workspace.「 Google Workspace Updates: Use Gemini in Drive to interact with folders in 20+ additional languages 」.https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/05/language-expansion-folder-support-gemini-google-drive.html, (参照 2025-05-15).

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