
目次
記事の要約
- HENNGE OneがLayerXのバクラクとシングルサインオン連携
- HENNGE OneユーザーはバクラクへのSSOが可能に
- セキュリティ強化と業務効率化を両立
HENNGE Oneとバクラクのシングルサインオン連携開始
HENNGE株式会社は2025年5月14日、テクノロジーセキュリティサービス「HENNGE One」が株式会社LayerXのバックオフィス業務効率化AIサービス「バクラク」とのシングルサインオン(SSO)連携に対応したことを発表した。これにより、「HENNGE One」を利用する企業は、「バクラク」へのSSOが可能になるのだ。
バックオフィス業務は経費精算や請求書対応、勤怠管理など多岐に渡り、重要な情報資産を扱うため、強固なセキュリティが求められる。今回の連携によって、複数のIDやパスワード管理の手間を省き、セキュリティリスクを軽減できるようになる。企業の生産性向上に大きく貢献するだろう。
HENNGE OneはIdP(Identity Provider)として機能し、多要素認証による高度なアクセス制御を実現する。IP制限やデバイス証明書などを活用することで、不正アクセスリスクを抑えながら、安全かつ効率的に「バクラク」を利用できるようになるのだ。HENNGEは今後も「HENNGE One」と連携するSaaSを増やし、企業の利便性と安全性の両立を支援していくとしている。
サービス概要
項目 | HENNGE One | バクラク |
---|---|---|
提供企業 | HENNGE株式会社 | 株式会社LayerX |
サービス内容 | クラウドセキュリティサービス | バックオフィス業務効率化AIサービス |
主な機能 | Identity Edition、DLP Edition、Cybersecurity Editionなど | 稟議、経費精算、法人カード、請求書受取・発行、勤怠管理など |
連携機能 | バクラクへのシングルサインオン(SSO) | HENNGE OneによるSSO対応 |
URL | HENNGE One | バクラク |
シングルサインオン(SSO)について
シングルサインオン(SSO)とは、複数のシステムに一度のログインでアクセスできる認証方式のことだ。ユーザーはそれぞれのシステムごとにIDとパスワードを覚える必要がなく、利便性が向上する。
- パスワード管理の手間を削減
- セキュリティ強化に貢献
- 業務効率の向上
SSOは、企業におけるセキュリティ対策と生産性向上に大きく貢献する技術である。
HENNGE Oneとバクラク連携に関する考察
HENNGE Oneとバクラクの連携は、セキュリティと業務効率化の両立という点で非常に有効な取り組みだと言える。企業は、重要な情報資産を安全に管理しながら、バックオフィス業務の効率化を実現できるようになる。しかし、SSO連携の複雑さや、システム障害発生時の対応など、課題も存在する可能性があるだろう。
起こりうる問題としては、SSOシステム自体の脆弱性によるセキュリティリスクや、連携設定の複雑さによる導入・運用コストの増加などが考えられる。これらへの対策としては、定期的なセキュリティ監査の実施や、分かりやすい導入ガイドの提供、専門的なサポート体制の構築などが重要となるだろう。HENNGEとLayerXは、これらの課題への対応を十分に検討し、ユーザーにとって使いやすいサービスを提供する必要がある。
今後追加してほしい機能としては、より高度なアクセス制御機能や、多様な認証方式への対応などが挙げられる。また、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、継続的な改善を行うことで、より多くの企業に利用されるサービスへと進化していくことが期待される。HENNGE Oneとバクラクの連携は、企業のデジタル化を促進する上で重要な役割を果たすだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「HENNGE OneのIdP連携ソリューションに、 バックオフィスの業務効率化AIサービス「バクラク」を追加 | HENNGE株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000007098.html, (参照 2025-05-15).