
目次
記事の要約
- NECがワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025に出展
- ミリ波活用無線通信技術と無線の安定化・可視化ソリューションを出展
- 5月29日には基調講演「Improving Society with Innovation!」を実施
Nワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025に出展
NECは、2025年5月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイトで開催されるワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025に出展すると発表した。主催者企画の基調講演に登壇し、NECの取り組みを紹介する予定だ。
出展内容は、XGモバイル推進フォーラム(XGMF)ブースでのミリ波を活用した無線通信技術と、Flexible Society Project(FSPJ)ブースでの無線の安定化・可視化ソリューションの展示である。高速移動時でも安定した通信品質と大容量通信を両立可能な技術や、製造現場の生産自動化に貢献するソリューションを紹介する予定だ。
基調講演では、NEC Corporate EVP 兼 テレコムサービスビジネスユニット長 木内 道男氏が「Improving Society with Innovation!~高度なNWとロボティクスが実現するAIネイティブ社会~」と題して、高度なネットワークとロボティクスによるAIネイティブ社会の実現に向けたNECの取り組みについて講演を行う。講演は5月29日(木) 15:30~16:10に南3・4ホール基調講演会場で行われる。
NECワイヤレスジャパン2025出展概要
ブース | 小間番号 | 展示タイトル | 展示概要 |
---|---|---|---|
XGモバイル推進フォーラム(XGMF) | W-20 | 高速移動でも途切れない!ミリ波を活用した大容量通信を安定化 | 高速移動時でも安定した通信品質と大容量通信を両立可能なミリ波を活用した無線通信技術について、NTT・NTTドコモとの共同実験の成果を展示 |
Flexible Society Project(FSPJ) | W-77 | 無線をもっと信頼できるものに。工場、オフィス向けの無線の安定化・可視化ソリューション | 製造現場の生産自動化や、職場環境の無線トラブルの抑制を実現する無線SLを展示 |
ミリ波無線通信技術について
ミリ波無線通信技術は、高い周波数帯域を利用することで、大容量のデータ通信を可能にする技術だ。しかし、電波の直進性が高いため、障害物による影響を受けやすく、安定した通信を維持することが課題となる。
- 高い周波数帯域による大容量通信
- 障害物による影響を受けやすい
- 安定した通信維持が課題
NECは、これらの課題を克服するために、独自の技術開発を進めている。NTT・NTTドコモとの共同実験で得られた成果も展示される予定だ。
NECワイヤレスジャパン2025出展に関する考察
NECのワイヤレスジャパン2025への出展は、同社の無線通信技術の進歩を示すものと言える。ミリ波通信技術や安定化・可視化ソリューションはやIoTの普及に伴い、ますます重要性を増している。これらの技術は、様々な産業分野での活用が期待できるだろう。
しかし、ミリ波通信技術は、電波の伝搬特性から、安定した通信を実現することが難しいという課題も抱えている。NECは、この課題を克服するための技術開発を継続し、より信頼性の高い無線通信システムを提供していく必要があるだろう。また、セキュリティ対策も重要な要素となる。
今後、NECには、より高度な無線通信技術の開発と、その社会実装に向けた取り組みを期待したい。AIやロボティクスとの連携による新たなソリューションの創出にも期待している。製造現場やオフィス環境における無線通信の安定性向上に貢献する技術の更なる発展に期待する。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「NEC、ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025に出展 | 日本電気株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000921.000078149.html, (参照 2025-05-15).