
目次
記事の要約
- TBWA HAKUHODO制作の「No Smiles」キャンペーンがClio Awardsで受賞
- ソーシャルメディア部門とオーディオ部門で銀賞と銅賞を受賞
- 日本マクドナルドの「スマイル0円」を再解釈したキャンペーン
TBWA HAKUHODO制作の「No Smiles」キャンペーンがClio Awardsで受賞
株式会社TBWA HAKUHODOは2025年5月14日、日本マクドナルド株式会社のブランド資産である「スマイル0円」を再解釈したキャンペーン「No Smiles」が、世界的広告賞「2025 Clio Awards」において銀賞と銅賞を受賞したと発表した。このキャンペーンは、働く中でも自分らしくありたいと願うZ世代を中心に大きな共感を呼び、就業観のアップデートとブランドエンゲージメントを同時に実現したのだ。
受賞部門はソーシャルメディア部門とオーディオ部門で、日本企業としては唯一の受賞となった。Clio AwardsはCannes Lions、The One Showと並ぶ世界三大広告賞の一つであり、マーケティング、ビジネススキル領域における卓越したクリエイティビティを称える国際的権威を持つ賞である。毎年100以上の国と地域から数千点のエントリーが寄せられている。
「No Smiles」キャンペーンはを活用したマーケティングやブランドとアーティストのコラボレーションを称える「Clio Music Awards」においても、グランプリおよび金賞を受賞しており、その影響力がグローバル規模で評価されている。さらに、Cannes Lions 2024で金賞、New York Festivals 2024、LIA 2024、Spikes Asia 2025でグランプリを獲得するなど、近年の日本発キャンペーンの中でも特に多くの国際的評価を受けている作品の一つだ。
「No Smiles」キャンペーン受賞詳細
受賞作品 | 広告主 | 部門 | 賞 |
---|---|---|---|
No Smiles | 日本マクドナルド株式会社 | Social Media部門 Specific Target Audience | Silver |
No Smiles | 日本マクドナルド株式会社 | Audio部門 Specific Target Audience | Bronze |
Clio Awardsについて
Clio Awardsは、1959年に米国ニューヨークで創設された世界三大広告賞の一つである。マーケティング、ビジネススキル領域における卓越したクリエイティビティを称える国際的権威を持ち、毎年100以上の国と地域から数千点のエントリーが寄せられる。
- 世界三大広告賞の一つ
- 1959年創設
- 国際的な権威を持つ
世界中のクリエイターから高い評価を得ている権威ある賞であり、受賞は高いクリエイティビティと革新性を示すものだ。
「No Smiles」キャンペーンに関する考察
「No Smiles」キャンペーンの成功は、Z世代の共感を的確に捉えた斬新なアプローチとやソーシャルメディアを効果的に活用した戦略によると考えられる。マクドナルドのブランド資産を再解釈し、新たな価値を創造した点が評価されたのだ。しかし、グローバル市場での成功を維持するためには、継続的なキャンペーン展開と、変化する消費者のニーズへの対応が重要となるだろう。
今後、同様のキャンペーンが他の企業によって模倣される可能性がある。そのため、TBWA HAKUHODOは、他社との差別化を図るための新たな戦略を考案する必要があるだろう。例えば、AIを活用したパーソナライズされた広告展開や、メタバースなどの新たなプラットフォームへの展開などが考えられる。
さらに、キャンペーンの効果測定をより詳細に行い、改善点を明確にすることで、今後のキャンペーンの成功率を高めることが期待できる。データ分析に基づいた戦略立案と、柔軟な対応力が求められるだろう。継続的な成功のためには、常に進化し続けることが重要だ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「TBWA HAKUHODOが企画・制作した「No Smiles」、 2025 Clio Awardsで銀賞・銅賞を受賞 | 株式会社TBWA HAKUHODOのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000034082.html, (参照 2025-05-15).