
目次
記事の要約
- エイム株式会社が超小型モビリティ「AIM EVM」を発表
- 5月21日からパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」に出展
- 自動運転技術、V2X技術など4つの技術領域を紹介
エイム株式会社の超小型モビリティ「AIM EVM」
エイム株式会社は2025年5月21日より開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」に出展すると発表した。同社が独自に開発した超小型モビリティ認定車「AIM EVM」を展示する予定だ。車両販売ではなく開発のトータルエンジニアリングサービスとAIM EVM開発で培った技術を紹介することが目的である。
AIM EVMは島嶼地域や過疎地での移動手段の課題解決を目指して開発された。全長2.5m、全幅1.3mとコンパクトながら大人2人が乗車できる室内空間と十分な荷室を確保している。最小回転半径3.5mの小回り性能や、急な坂道にも対応可能な高トルクモーターも備えているのだ。
災害時には車載バッテリーから家庭用電源(100V)への給電も可能で、移動手段だけでなく災害時のエネルギー支援インフラとしての活用も想定されている。展示会では自動運転技術、V2X技術、EVプラットフォーム技術、EV開発技術全般の4つの技術領域を紹介する予定だ。
「人とくるまのテクノロジー展2025」出展概要
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | 人とくるまのテクノロジー展 2025(YOKOHAMA) |
会期 | 2025年5月21日(水)~5月23日(金) |
会場 | パシフィコ横浜 展示ホール ノース会場 |
小間番号 | N52 |
出展内容 | 超小型モビリティ「AIM EVM」とエンジニアリングサービス |
AIM EVMの技術
エイム株式会社は、モビリティ産業に特化したエンジニアリングサービス企業である。製品企画から品質保証まで幅広い分野で専門性の高い技術者を擁し、多くの開発支援実績を有している。
- 自動運転技術
- V2X技術
- EVプラットフォーム技術
これらの技術は、AIM EVMの開発を通じて蓄積されたものであり、同社の強みである「実車開発実績に基づく技術力」と「中長期のプロジェクト支援体制」を支えている。
AIM EVMに関する考察
AIM EVMは、島嶼部や過疎地における交通手段の不足という社会問題への有効な解決策となり得るだろう。コンパクトな車体と高い機能性は、これらの地域での利用に適している。しかし、普及には充電インフラの整備や、車両価格などの課題をクリアする必要がある。
今後起こりうる問題としては、バッテリーの寿命やメンテナンスコスト、そして販売価格の高さが挙げられる。解決策としては、バッテリー交換システムの導入や、リース方式による販売、政府による補助金制度の活用などが考えられる。さらに、将来的には自動運転機能の追加や、より高性能なバッテリーの搭載も期待できるだろう。
今後の期待としては、AIM EVMの更なる改良と普及による、地域社会への貢献が挙げられる。高齢化が進む地域社会において、移動手段の確保は重要な課題であり、AIM EVMはその解決に大きく貢献する可能性を秘めているのだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「エイム、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」に出展 | エイム株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000131130.html, (参照 2025-05-15).