
目次
記事の要約
- ジーニーがアトのポスティングサービス「ADX」にDSP広告発注機能を提供開始
- オフラインとオンラインの広告を統合し、認知・集客支援を実現
- エリア単位でのターゲティングが可能なGENIEE DSPとAPI連携
ジーニーとアトの連携による広告サービス開始
株式会社ジーニーは2025年5月14日、株式会社アトが運営するポスティング広告発注サービス「ADX」にDSP広告の発注機能を提供開始したことを発表した。この連携により、アトの既存のオフラインポスティングサービスとジーニーのオンライン広告配信プラットフォーム「GENIEE DSP」が統合されるのだ。
広告主は「ADX」上でエリアを指定することで、そのエリアでのポスティングとオンライン広告配信を同時に発注できるようになる。郵便番号単位でのターゲティングも可能で、より精度の高い広告展開が可能になるだろう。これにより、オフラインとオンライン両面からの認知・集客効果の最大化が期待できる。
ジーニーは、マーケティング主がポスティングを発注するフロー内でオンライン広告の配信も発注可能にするスキームを提案した。アトのポスティングサービスと同じくエリア単位でターゲティング可能な「GENIEE DSP」とのAPI連携によって実現したのだ。このワンストップサービスは、マーケティング主にとって利便性が高いと言えるだろう。
今後、ジーニーはグループ会社であるJAPAN AI株式会社と連携し、AIを活用したバナー入稿自動化機能の開発を進めている。AIによるバナー生成機能を追加することで、更なる効率化が期待される。
サービス概要
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | ADX(アドエックス)+GENIEE DSP |
提供開始日 | 2025年5月14日 |
提供企業 | 株式会社ジーニー、株式会社アト |
対象 | ADXを利用する広告主 |
機能 | Web上でのポスティング発注、DSP広告発注 |
特徴 | オフライン・オンライン両方の認知・集客支援、エリア単位ターゲティング |
GENIEE DSPについて
GENIEE DSPは、マーケティング主の利益最大化を目的とした広告買い付けプラットフォームである。国内最大規模の広告在庫を保有する「GENIEE SSP」と連携し、多様な買付手法やフォーマットで広告パフォーマンスの最大化を実現する。
- 多様な買付手法とフォーマットに対応
- 国内最大規模の広告在庫と連携
- 広告パフォーマンスの最大化を実現
エリア単位でのターゲティング機能により、ポスティング広告との連携がスムーズに行える点が大きな特徴だ。
ジーニーとアトの連携に関する考察
ジーニーとアトの連携は、オフラインとオンラインの広告を統合した新しいマーケティングソリューションを提供するという点で大きな意義を持つ。広告主は、これまで別々に管理していたオフラインとオンラインの広告をワンストップで管理できるようになり、業務効率の向上やコスト削減に繋がるだろう。しかし、システムの複雑化によるトラブルや、API連携における技術的な課題などが発生する可能性も考えられる。
起こりうる問題への対策としては、ジーニーとアトによる継続的なシステム監視とメンテナンス、そしてユーザーサポート体制の強化が重要となる。また、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、システム改善に反映していく体制も必要だ。将来的には、AIを活用したより高度なターゲティング機能や、マーケティング効果測定ツールの追加などが期待される。
この連携は、マーケティング業界全体のデジタル化を加速させる可能性を秘めている。両社の更なる技術革新と連携強化によって、より効果的で効率的な広告ソリューションが提供されることを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ジーニー、株式会社アトのポスティングサービスへ「DSP広告の発注機能」を提供開始 | 株式会社ジーニーのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000414.000010742.html, (参照 2025-05-15).