目次
記事の要約
- シャープが4K mini LEDテレビAQUOS XLED 5機種を発表
- HP1ラインは輝度が従来比約1.5倍に向上、空間認識AI搭載
- 全機種で省エネ目標基準値100%達成
シャープAQUOS XLED新モデル発表
シャープ株式会社は2025年5月14日、mini LEDバックライト搭載の4Kテレビ『AQUOS XLED』<HP1/HP2ライン>5機種を発表した。5月31日より順次発売される予定だ。
HP1ラインは高輝度・広色域を実現する「N-Black Wideパネル」と高効率の光反射シートを採用し、輝度が従来比約1.5倍に向上した。AIプロセッサー「Medalist S6X」と新機能「空間認識AI」により、奥行きのある臨場感豊かな映像表現が可能になっている。
全5機種において省エネ目標基準値100%を達成しており、省エネ性能も強化されている。HP2ラインも同様に省エネ性能を備え、異なるパネルやスピーカーシステムを採用している点がHP1ラインとの主な違いだ。
新機能として、「Sleipnirスレイプニール TV ウェブブラウザ」「ESET SMART TV SECURITY」「めめログ」などが搭載されている。ゲームプレイをサポートする低遅延機能やリサイズ機能も備えているのだ。
AQUOS XLED HP1/HP2シリーズ仕様
品名 | 型名 | 画面サイズ | 希望小売価格 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
4K mini LEDテレビ AQUOS XLED HP1 | 4T-C75HP1 4T-C65HP1 4T-C55HP1 | 75V型、65V型、55V型 | オープン | 2025年5月31日 |
4K mini LEDテレビ AQUOS XLED HP2 | 4T-C50HP2 4T-C43HP2 | 50V型、43V型 | オープン | 2025年6月21日 |
空間認識AIについて
AQUOS XLEDの新モデルに搭載された「空間認識AI」は、AIプロセッサーMedalist S6Xによって実現する機能だ。
- 被写体の前後関係を認識
- 明暗と精細感を自動補正
- 奥行きのある映像表現を実現
この機能により、近くの被写体はくっきりとコントラストを高め、遠くの風景は自然なままに描き分けることで、よりリアルな映像表現が可能になるのだ。
AQUOS XLED新モデルに関する考察
高輝度・高画質、省エネ性能の向上は大きなメリットであり、消費者の満足度向上に繋がるだろう。しかし、価格帯によっては市場への浸透に課題が残る可能性もある。価格設定と販売戦略が重要となる。
今後、より高度なAIによる画質処理や、ユーザーインターフェースの改善が求められるだろう。音声操作の精度向上や、多様なコンテンツへの対応も必要となる。さらに、環境配慮の観点から、リサイクル素材の活用拡大なども期待したい。
将来的には、8K対応や、より大画面モデルの展開も期待できる。HDR規格への対応強化や、ゲームモードの更なる最適化も必要となるだろう。ユーザーニーズを的確に捉えた機能追加が、市場での競争優位性を維持する鍵となる。
参考サイト/関連サイト
- SHARP.「4K mini LEDテレビ『AQUOS XLED』5機種を発売|ニュースリリース:シャープ」.https://corporate.jp.sharp/news/250514-b.html, (参照 2025-05-15).