目次
記事の要約
- ハンモックがAssetView Cloud+の新バージョンをリリースした
- 重要情報棚卸対象にファイルサーバーを追加、Webコンソールのアクセス制限を強化した
- 内部不正による情報漏洩リスクの低減を実現する
AssetView Cloud+新バージョンリリース
株式会社ハンモックは2025年5月12日、統合型IT運用管理「AssetView」シリーズの新ブランド「AssetView Cloud+」の新バージョンを提供開始した。この新バージョンでは、重要情報の棚卸対象とWebコンソールへのアクセス制限機能が強化されているのだ。
重要情報棚卸対象の拡大により、ファイルサーバー内の重要情報の可視化が可能になり、適切なアクセス権の設定による情報漏洩リスクの低減に貢献する。これにより、オンプレミス環境における情報セキュリティ対策が強化されるのだ。
また、Webコンソールへのアクセス制限強化により、許可されたグローバルIPアドレスからのみアクセスを許可するホワイトリスト機能が追加された。不正アクセスを防止し、より安全な環境を提供するのだ。
AssetView Cloud+新バージョン機能強化詳細
機能 | 詳細 |
---|---|
重要情報棚卸対象 | クライアントPCに加え、ファイルサーバーも対象に追加された |
棚卸対象ファイル | 個人情報、機密情報、特定個人情報など |
解析方法 | ファイルの中身を解析し、重要情報を見つけ出す |
Webコンソールアクセス制限 | ホワイトリスト機能を追加、許可されたグローバルIPアドレスのみアクセス可能 |
必要なプラン | AssetView Cloud+情報漏洩対策プラン |
情報漏洩対策における重要事項
内部不正による情報漏洩は、企業にとって深刻なリスクである。人材の流動性が高まる現代において、退職者による情報持ち出しは増加傾向にあるのだ。
- アクセス権限の適切な設定
- 重要情報の適切な保管場所の確保
- 定期的なセキュリティ監査の実施
これらの対策を講じることで、情報漏洩リスクを最小限に抑えることが可能となるだろう。
AssetView Cloud+新バージョンに関する考察
AssetView Cloud+の新バージョンは、ファイルサーバーへの対応拡大とWebコンソールアクセス制限強化という重要なアップデートを実施した。これにより、内部不正による情報漏洩リスクの軽減に大きく貢献するだろう。しかし、全ての重要情報が適切に管理されているとは限らないため、継続的な監視と運用体制の整備が不可欠だ。
今後起こりうる問題としては、複雑なファイルサーバー環境への対応や、ホワイトリスト機能の管理における人的ミスなどが考えられる。これらへの対策として、導入支援の充実や、管理ツールの更なる機能強化が求められるだろう。また、多様なクラウドサービスとの連携強化も期待したい。
今後追加してほしい機能としては、AIを活用した脅威検知機能や、自動化されたアクセス制御機能などが挙げられる。これにより、より高度なセキュリティ対策が可能となり、企業の情報資産をより安全に保護できるようになるだろう。継続的なアップデートと機能強化に期待したい。
参考サイト/関連サイト
- 株式会社ハンモック.「統合型IT運用管理 「AssetView」シリーズの新ブランド 「AssetView Cloud+」、新バージョンをリリース|ハンモック」.https://www.hammock.jp/release/250512.html, (参照 2025-05-15).