SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0にXSS脆弱性、リモートから攻撃可能

記事の要約

  • SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0に脆弱性
  • add-admin.phpのtxtpassword/txtfullname/txtemail引数にクロスサイトスクリプティングの脆弱性
  • 攻撃はリモートから可能、エクスプロイトは公開済み

SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0にクロスサイトスクリプティングの脆弱性

SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0において、深刻な脆弱性が発見され、2025年4月20日に公開された。この脆弱性は、add-admin.phpファイルの特定の引数におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性に関連している。

具体的には、txtpassword、txtfullname、txtemailといった引数の操作を通じて、クロスサイトスクリプティング攻撃が実行可能になる。攻撃はリモートから実行可能であり、脆弱性のエクスプロイトは既に公開されているため、注意が必要だ。

この脆弱性は、VulDBによって特定され、CVSSスコアは4.8(MEDIUM)と評価されている。脆弱性の詳細な情報や対策については、VulDBのWebサイトで公開されている。

脆弱性の詳細

項目詳細
製品SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System
バージョン1.0
脆弱性クロスサイトスクリプティング
影響を受けるファイルadd-admin.php
CVSSスコア4.8 (MEDIUM)
攻撃方法リモート
VulDBの詳細はこちら

クロスサイトスクリプティング(XSS)について

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザ上で実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴は以下の通りだ。

  • Webサイトの改ざんや情報詐取
  • ユーザーのCookieやセッション情報の窃取
  • 悪意のあるWebサイトへのリダイレクト

XSS攻撃は、Webアプリケーションのセキュリティ対策が不十分な場合に発生しやすく、ユーザーに深刻な被害をもたらす可能性がある。適切な入力値の検証やエスケープ処理などの対策を講じることが重要だ。

SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0の脆弱性に関する考察

SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0に見つかったクロスサイトスクリプティングの脆弱性は、Webアプリケーションのセキュリティにおける基本的な問題点を示している。特に、ユーザーからの入力値を適切に検証せずに処理することは、XSS攻撃を許容する典型的な原因となるだろう。

この問題に対しては、開発者側での入力値検証の徹底や、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入などが考えられる。また、ユーザー側も、信頼できないWebサイトからのリンクをクリックしない、セキュリティソフトを最新の状態に保つなどの対策が重要になるだろう。

今後は、開発段階でのセキュリティテストの実施や、脆弱性情報の共有体制の強化などが求められる。また、自動脆弱性診断ツールの導入や、セキュリティ専門家による定期的な監査も有効な手段となるはずだ。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-3821」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3821, (参照 2025-04-29).

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