
目次
記事の要約
- GENIEE SEARCH APIがバージョンアップ
- 絞り込み候補機能とカテゴリー集計機能を追加
- ECサイトや企業サイトの検索機能向上を実現
GENIEE SEARCH APIバージョンアップ
株式会社ジーニーは2025年5月15日、ECサイトや企業サイト向け高機能検索サービス「GENIEE SEARCH」のAPIをバージョンアップし、絞り込み候補機能とカテゴリー集計機能を追加したことを発表した。これにより、顧客体験の向上とコンバージョン率の改善に貢献する高度な検索機能が容易に実装できるようになったのだ。
近年、企業のDX推進に伴い、高度な検索機能の需要が急増している。しかし、自社開発は技術的に難易度が高く、開発コストやメンテナンス負担も課題となっている。今回のAPI機能拡充は、API開発案件の増加や顧客からの要望に応える形で実現したものである。
「GENIEE SEARCH」は、キーワード検索、絞り込み検索、カテゴリー検索など多様な検索ニーズに対応する。検索条件に応じたハッシュタグやキーワード候補の自動提案、特定の検索条件に連動した関連コンテンツの自動表示なども可能だ。柔軟なデータ更新方式も備え、開発者フレンドリーな設計となっている。
高いセキュリティと安定性も確保している。業界標準のJWTによる認証、スケーラブルなインフラによる大規模アクセス対応、フロントサイドキャッシュ対応による高速レスポンスとサーバー負荷軽減を実現しているのだ。
GENIEE SEARCH API機能一覧
機能 | 詳細 |
---|---|
絞り込み候補API | 検索条件に応じたハッシュタグやキーワード候補の取得 |
カテゴリー集計API | カテゴリーごとの該当件数の集計結果取得 |
キーワード検索 | キーワードによる検索機能 |
絞り込み検索 | 複数の条件による絞り込み検索機能 |
カテゴリー検索 | カテゴリーによる検索機能 |
関連コンテンツ表示 | 検索条件に連動した関連コンテンツの自動表示 |
リアルタイム候補語提案 | 検索キーワード入力時のリアルタイムな候補語提案(企業サイト向け) |
スケジュール更新 | 最新データを定期的に自動反映する更新方式 |
リアルタイム更新 | 必要なタイミングでのリアルタイム更新(ECサイト向け) |
認証 | 業界標準のJWT(JSON Web Token)による認証 |
API仕様について
標準的なRESTful API(HTTP/JSON)を採用し、容易にシステム連携が可能だ。開発者は既存システムとの統合を容易に行うことができる。
- HTTPメソッドによるリクエスト
- JSON形式によるデータ送受信
- シンプルなAPIエンドポイント
これらの特徴により、開発者は短時間でGENIEE SEARCH APIを導入し、自社のWebサイトやアプリケーションに高度な検索機能を追加できるだろう。
GENIEE SEARCH APIに関する考察
今回のAPIバージョンアップは、顧客体験の向上とコンバージョン率の改善に大きく貢献するだろう。絞り込み候補機能とカテゴリー集計機能の追加により、ユーザーはより効率的に情報を検索できるようになり、企業はより多くの顧客を獲得できる可能性がある。
しかし、APIの利用には、適切なセキュリティ対策とデータ管理が不可欠だ。不正アクセスやデータ漏洩のリスクを最小限に抑えるための対策を講じる必要がある。また、APIの利用状況を監視し、必要に応じてパフォーマンスのチューニングを行うことも重要となるだろう。
今後、AIを活用した検索精度の向上や、多言語対応など、さらなる機能拡張が期待される。ユーザーニーズの変化に対応し、常に進化を続けることで、より多くの企業に利用されるサービスとなるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「サイト内検索「GENIEE SEARCH」のAPIがバージョンアップ!絞り込み候補機能とカテゴリー集計機能を追加 | 株式会社ジーニーのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000415.000010742.html, (参照 2025-05-15).