itsourcecode CMS 1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4300が公開、迅速な対応が必要

記事の要約

  • itsourcecode Content Management System 1.0にSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4300が発見された
  • search_list.phpファイルの引数Searchの操作が原因でSQLインジェクション攻撃が可能になる
  • リモートからの攻撃が可能で、CVSSスコアは6.9(MEDIUM)から7.5(HIGH)と評価されている

itsourcecode Content Management System 1.0の脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月6日、itsourcecode Content Management System 1.0における深刻な脆弱性CVE-2025-4300を公開した。この脆弱性は、search_list.phpファイルの引数Searchを操作することでSQLインジェクション攻撃を可能にするものだ。

攻撃者はリモートから脆弱性を悪用できるため、迅速な対応が必要となる。この脆弱性情報は既に公開されており、悪用される可能性がある点に注意が必要である。CVSSスコアは複数のバージョンで評価されており、6.9(MEDIUM)から7.5(HIGH)と高いリスクが示されている。

itsourcecode Content Management Systemのバージョン1.0を使用しているユーザーは、速やかにアップデートまたは対策を行うべきだ。この脆弱性に関する情報はVulDBのウェブサイトで確認することができる。

脆弱性詳細と対応策

項目詳細
脆弱性名CVE-2025-4300
影響を受ける製品itsourcecode Content Management System 1.0
脆弱性の種類SQLインジェクション
影響を受けるファイル/search_list.php
攻撃ベクトルネットワーク(AV:N)
攻撃難易度低(AC:L)
CVSSスコア(v4)6.9(MEDIUM), 7.3(HIGH), 7.3(HIGH), 7.5(HIGH)
公開日2025-05-06
報告者wangzhizheng (VulDB User)
VulDB

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、悪意のあるSQL文をアプリケーションに挿入することで、データベースを不正に操作する攻撃手法である。攻撃者は、入力フォームなどに特別な文字列を入力することで、データベースからデータを取得したり、データを改ざんしたり、データベース自体を破壊したりすることができる。

  • データ漏洩
  • データ改ざん
  • サービス停止

SQLインジェクションを防ぐためには、パラメータ化されたクエリを使用したり、入力値を適切にサニタイズしたりするなどの対策が必要だ。

CVE-2025-4300に関する考察

itsourcecode Content Management System 1.0におけるSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4300は、システムのセキュリティに深刻な脅威を与える可能性がある。迅速な対応が求められる一方で、多くのユーザーが影響を受ける可能性があるため、itsourcecode社による迅速かつ丁寧な対応が重要だ。アップデートの提供だけでなく、ユーザーへの周知徹底も必要不可欠である。

今後、同様の脆弱性が他のバージョンや製品にも存在する可能性がある。itsourcecode社は、定期的なセキュリティ監査を実施し、脆弱性の早期発見と迅速な対応体制を構築する必要があるだろう。また、ユーザーに対しても、セキュリティに関する意識向上のための啓発活動を行うことが重要だ。

さらに、この脆弱性を悪用した攻撃事例の分析を行い、今後のセキュリティ対策に役立てるべきだ。攻撃手法や被害状況を把握することで、より効果的な防御策を講じることが可能になるだろう。継続的なセキュリティ対策の強化が、安全なシステム運用に繋がる。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-4300」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4300, (参照 2025-05-15).

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