
目次
記事の要約
- IVRyと愛媛銀行が業務提携
- 愛媛県中小企業のDX推進を支援
- 人手不足解消に貢献を目指す
IVRyと愛媛銀行の業務提携
株式会社IVRyは2025年5月15日、株式会社愛媛銀行との業務提携開始を発表した。この提携は4月に開始されており、愛媛県の中小企業のDX推進を目的とする。
愛媛銀行の地域ネットワークを活用し、IVRyが提供する対話型音声AI SaaS「IVRy」を通して、企業の業務効率化とAI活用の加速を図る。これにより、愛媛県における深刻な人手不足問題の解消に貢献することを目指しているのだ。
日本商工会議所・東京商工会議所の調査(2024年)によると、中小企業の6割以上が人手不足に悩んでおり、総務省の人口動態調査(2024年)でも愛媛県の人口減少が示されている。こうした状況を背景に、業務効率化・自動化への関心が高まっているのだ。
愛媛銀行はIVRyを紹介し、顧客の業務効率化を支援する。IVRyは中小企業が安価で簡単にAIサービスを利用できるように、サービスの安定的な運営と機能開発に努めるとしている。
IVRyと愛媛銀行業務提携概要
項目 | 詳細 |
---|---|
提携開始日 | 2024年4月 |
発表日 | 2025年5月15日 |
提携内容 | 愛媛県中小企業のDX推進 |
目的 | 人手不足解消、業務効率化 |
IVRy役割 | 対話型音声AI SaaS「IVRy」提供 |
愛媛銀行役割 | 顧客へのIVRy紹介、経営サポート |
対話型音声AI SaaS「IVRy」について
「IVRy」は月額2,980円(税抜)から利用可能な対話型音声AI SaaSだ。電話応答の分岐設定、AIによる自動応答・予約代行、録音、文字起こし・AI要約、SMS送信、顧客管理(CRM)、LINEやチャットツールへの着電通知など、豊富な機能を提供する。
- AIによる自動応答
- 予約代行機能
- 顧客管理機能
中小企業でも導入しやすい価格設定と多様な機能が特徴だ。
愛媛銀行とIVRy業務提携に関する考察
本業務提携は、愛媛県の中小企業にとって大きなメリットをもたらすだろう。人手不足という喫緊の課題に対し、IVRyの導入によって業務効率化が図られ、生産性向上に繋がる可能性が高い。しかし、導入にあたっては、システムの使いやすさや従業員の教育、既存システムとの連携といった課題も考慮する必要があるだろう。
中小企業の中には、ITリテラシーが低い企業も存在する。そのため、IVRyの導入支援や、使い方が分かりやすいマニュアルの提供などが重要となる。また、導入後のサポート体制も充実させることで、安心して利用できる環境を整備する必要があるだろう。
将来的には、IVRyの機能拡充や、愛媛銀行との連携強化によって、より多くの企業が恩恵を受けられるような仕組みづくりが期待される。例えば、地域特有の課題に対応した機能開発や、金融サービスとの連携による更なる業務効率化などが考えられるのだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「対話型音声AI SaaSのIVRy(アイブリー)が愛媛銀行と業務提携し、愛媛県の中小企業のDXを推進 | 株式会社IVRyのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000056805.html, (参照 2025-05-15).