
目次
記事の要約
- RENOSYがオーナー・入居者向けシステムを刷新した
- トランスコスモスの「trans-Re:Connect」を用いて情報を一元管理
- Chatbot導入で迅速かつ適切な一次対応を実現
RENOSYオーナー・入居者向けシステム刷新
株式会社GA technologiesは2025年5月15日、AI不動産投資サービス「RENOSY」のオーナー・入居者向けシステムを刷新したと発表した。この刷新により、顧客からの数百件にのぼるお問い合わせへの迅速かつ適切な対応が可能になったのだ。
以前は担当者が1件ずつ対応していたため、即時対応が難しく、顧客を待たせてしまうこともあった。今回のシステム刷新では、トランスコスモスのAPI連携プラットフォーム「trans-Re:Connect」を活用し、Salesforceと連携することでオーナー・入居者に関する情報を一元管理する体制を構築したのだ。
これにより、顧客からの問い合わせ内容を迅速に把握し、適切な対応が可能になった。LINEなどのテキスト問い合わせにはChatbotを導入し、Salesforceに保管された情報と照合することで、顧客属性・個人に合わせて一次対応できるようになったのだ。
システム刷新概要
項目 | 詳細 |
---|---|
刷新日 | 2025年5月15日 |
対象 | RENOSYオーナー、入居者 |
ツール | trans-Re:Connect、Salesforce、Chatbot |
目的 | 顧客満足度向上、迅速な対応 |
機能 | 情報の一元管理、チャット対応履歴の集約、Chatbotによる一次対応 |
効果 | 即時対応が可能になり、顧客待機時間の削減 |
trans-Re:Connectについて
trans-Re:Connectは、トランスコスモス株式会社が提供するAPI連携プラットフォームである。LINE公式アカウントやLINE WORKSなどの各種顧客接点チャネルとデータベースを連携させることで、顧客接点を持つ各種チャネルとデータベースやシステムを柔軟に連携できるのだ。
- 顧客接点チャネルとの連携
- データベースとの連携
- コミュニケーション最適化
各種チャネルで取得したデータと各種ソリューションを適切に組み合わせることで、顧客とのコミュニケーションを最適化するサービスを提供する。
RENOSYシステム刷新に関する考察
今回のシステム刷新は、顧客対応の迅速化と顧客満足度向上に大きく貢献するだろう。問い合わせ対応の効率化は、オペレーターの負担軽減にもつながり、より質の高いサービス提供が可能になるのだ。
しかし、システムの複雑化による新たなトラブル発生や、Chatbotの対応範囲の限界による顧客満足度低下といったリスクも考えられる。そのため、継続的なシステム監視とChatbotの機能改善、そして顧客からのフィードバックを積極的に取り入れる体制が重要となるだろう。
今後、AIを活用したより高度な顧客サポート機能の追加や、多言語対応など、さらなる機能拡張が期待される。RENOSYが目指す「安心・簡単・最適な、不動産による資産形成サービス」の実現に向けて、更なる進化を遂げていくことを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「AI不動産投資のRENOSY、顧客満足度向上のためオーナー、入居者向けシステムを刷新 | 株式会社 GA technologiesのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000370.000021066.html, (参照 2025-05-15).