
目次
記事の要約
- ナレッジセンスが提供する企業向け生成AI「ChatSense」がGemini 2.5に対応予定
- Gemini 2.5 ProとGemini 2.5 Flashの2つのモデルに対応予定
- 5月中(2025年5月)に対応完了予定で、段階的にリリース予定
株式会社ナレッジセンス、企業向け生成AI「ChatSense」にGemini 2.5対応予定を発表
株式会社ナレッジセンスは2025年5月15日、企業向け生成AIサービス「ChatSense」がGoogle社の最新AIモデル「Gemini 2.5」に対応予定であることを発表した。 ChatSenseはセキュアな環境で生成AIを利用できるサービスとして、既に500社以上の大手企業に導入されている実績を持つ。
今回対応予定のGemini 2.5は、ProとFlashの2つのモデルがあり、Proは拡張思考モードを備えたハイブリッド推論モデルで、深い思考と瞬発的な回答を使い分けることが可能だ。Flashは約100万文字まで入力可能な高性能モデルである。
ChatSenseがGemini 2.5に対応することで、企業ユーザーはより高度な生成AIモデルを安全な環境で利用し、業務効率化を促進できるようになるだろう。今月中(2025年5月)に対応完了し、エンタープライズプラン・ビジネスプランの一部の顧客から段階的にリリース予定である。
基本料金(税抜980円)に変更予定はないとのことだ。
ChatSense対応モデル比較
モデル名 | 詳細 |
---|---|
Gemini 2.5 Pro | 拡張思考モード搭載のハイブリッド推論モデル。深い思考と瞬発的な回答を使い分けられる |
Gemini 2.5 Flash | 約100万文字まで入力可能な高性能モデル |
Gemini 2.5について
Gemini 2.5はGoogle社が開発した最新AIモデルであり、特に数学、物理学、コーディング分野でのパフォーマンスに優れている点が特徴だ。
- ハイブリッド推論モデル
- 拡張思考モード搭載
- 高いコーディング能力
Webアプリのシステム構築能力を評価する「WebDev Arena」リーダーボードで最高性能を達成しているなど、その高い性能が実証されている。
ChatSenseとGemini 2.5連携に関する考察
ChatSenseへのGemini 2.5対応は、企業における生成AI活用の更なる促進に繋がるだろう。セキュリティを確保した上で、高度なAIモデルを利用できることは大きなメリットだ。しかし、導入にあたっては、既存システムとの連携性や、ユーザー教育といった課題も考慮する必要がある。
今後起こりうる問題としては、Gemini 2.5の利用に伴うコスト増加や、モデルの性能に依存した業務プロセスへの依存などが考えられる。これらへの対策として、コスト管理の徹底や、複数のAIモデルを併用する柔軟なシステム設計が重要となるだろう。
今後追加してほしい機能としては、Gemini 2.5の機能を最大限に活用できるような、より高度なプロンプトエンジニアリング機能や、利用状況の可視化機能などが挙げられる。ChatSenseの更なる進化に期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「企業向け生成AI「ChatSense」、最新の「Gemini 2.5」に対応予定 | 株式会社ナレッジセンスのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000073671.html, (参照 2025-05-15).