
目次
記事の要約
- メタップスペイメント社のPaysysとYoom社のYoomがAPI連携
- 請求・決済業務の自動化を実現
- ノーコードで業務効率化、生産性向上に貢献
メタップスペイメントとYoomのAPI連携開始
株式会社メタップスペイメントは2025年5月15日、オンライン決済システム「Paysys」とYoom株式会社のハイパーオートメーションツール「Yoom」のAPI連携を開始したと発表した。この連携により、Yoomが持つ500種類以上の外部ツールとの接続機能を活用し、請求・決済業務の自動化を実現できるようになったのだ。
これまでは人手で行っていた情報入力や決済用URLの発行・送信、承認フロー、顧客管理との連携といった業務を、ノーコードで自動化できるようになった。その結果、企業の生産性向上と業務負荷の削減に大きく貢献するだろう。
具体的には、GoogleフォームやYoomフォームに入力された情報をもとにPaysysで決済URLを自動生成し、メールやSMSで即時送信できるようになった。また、顧客管理システム上のステータス更新に連動して決済URLを発行し、チーム通知や備考追記まで自動化できるようになったのだ。
Paysysは請求情報を入力するだけでオンライン決済用のURLを即時発行できるオールインワン型のオンライン決済システムである。発行後は入金状況のリアルタイム確認も可能で、請求から決済、入金管理までを一元的に対応できる。法人・団体を問わず、幅広い用途に対応する。
API連携による機能比較
項目 | 連携前 | 連携後 |
---|---|---|
決済URL発行 | 手動 | 自動 |
情報入力 | 手動 | 自動 |
承認フロー | 手動 | 自動 |
顧客管理連携 | 手動 | 自動 |
メール送信 | 手動 | 自動 |
SMS送信 | 手動 | 自動 |
ハイパーオートメーションツールYoomについて
YoomはAI・API・RPA・OCRなどの様々な技術を組み合わせ、あらゆるデスクワークを自動化するハイパーオートメーションツールだ。従来のRPAだけでは実現できなかった多くの繰り返し発生する事務作業を簡単に自動化することが可能である。
- 500種類以上のアプリ・サービスとの連携
- ノーコードでの自動化を実現
- 様々な部門での業務効率化に貢献
セールス、人事、労務、経理など、企業内の様々な部門での業務効率化・自動化を実現する。現在500種以上のアプリ・サービスと連携しており、未連携のサービスであっても要望に応じて積極的に連携を行う。
PaysysとYoom API連携に関する考察
PaysysとYoomのAPI連携は、請求・決済業務の効率化に大きく貢献するだろう。ノーコードでの自動化は、ITスキルが低い担当者でも容易に導入できるため、中小企業にも大きなメリットがある。しかし、API連携の安定性やセキュリティ対策は重要な課題となるだろう。
システム障害による決済処理の中断や、データ漏洩のリスクを最小限に抑えるための対策が必要だ。そのため、定期的なシステムメンテナンスやセキュリティ監査の実施、万が一の事態に備えたバックアップ体制の構築が不可欠である。
今後、より高度な自動化機能や、多様な決済手段への対応が期待される。例えば、AIを活用した不正検知機能や、ブロックチェーン技術を用いたセキュリティ強化などが考えられる。また、国際的な決済規格への対応も重要となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「オンライン決済システム「Paysys」がハイパーオートメーションツール「Yoom」とAPI連携開始 | 株式会社メタップスペイメントのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000077654.html, (参照 2025-05-15).