
目次
記事の要約
- SEカレッジが2025年度春夏期コースを4月9日に開始
- 生成AI関連の47コースを新たに追加
- ITエンジニアのスキルアップを支援
SEカレッジ2025年度春夏期コースを4月9日開始、生成AI関連コースを大幅増設
株式会社SEプラスは、IT特化型定額制研修サービス「SEカレッジ」の2025年度春夏期コースを4月9日に開始した。今回のコースでは、生成AIの普及に伴い変化するITエンジニアのスキルニーズに対応するため、新たに47コースを追加し、より実践的な内容を提供することを目指している。
SEカレッジは、「すべての企業にIT基礎教育を提供し、”変化”に対応できる人材を育てる」をミッションに、1社あたり月額28,000円~で利用可能な定額制研修サービスを展開している。半年に一度、トレンドや顧客の要望に合わせてコース内容を見直し、常に最新の情報を提供できる体制を整えているのだ。
追加されたコースには、「プログラマーのための生成AI活用法」や「AI革新の今を知る!最新トレンド解説と未来予測」など、生成AIの活用に焦点を当てたものが多数含まれている。これらのコースを通じて、ITエンジニアは生成AIの基礎から応用までを網羅的に学ぶことができ、実務での活用スキルを向上させることが期待される。
SEカレッジで提供される主なAI関連コース
コース名 | 概要 | オンライン講座開催日 | 動画公開期間 |
---|---|---|---|
プログラマーのための生成AI活用法 | 生成AIを活用したプログラミングの基本、デバッグ、テスト、コードリーディングを学ぶ | 2025年4月22日、7月16日 | 2025年5月2日より1年間 |
AI革新の今を知る!最新トレンド解説と未来予測 | 生成AIの進化、基本的な仕組み、業務で使えるツール、未来予測を解説 | 2025年5月30日、6月30日 | 2025年6月10日より1年間 |
1日10分の習慣で毎日が変わる!スマホから使いこなす生成AI活用術 | スマホの生成AIの特徴、設定、アプリ、習慣化によるメリットと活用法を紹介 | 2025年6月20日、7月28日 | 2025年7月1日より1年間 |
プロンプトエンジニアリング入門 | 大規模言語モデルの仕組み、プロンプトエンジニアリングの基礎、性能向上のテクニックを学ぶ | 2025年8月18日、9月19日 | 2025年8月27日より1年間 |
実践:生成AIをシステムに組み込もう | 生成AIと大規模言語モデルのシステム活用、プロンプトエンジニアリング、LangChain、Agents、FunctionCalling、RAGを学ぶ | 2025年5月26日、6月30日 | 期限なしで常時公開 |
ITテクノロジーを最大限に活用したいまどきの英語学習 | 英語学習に有用な基本ツールとWebサイトの紹介、スキルアップに使えるWebサイトとITツールを学ぶ | 2025年5月15日、8月5日 | 2025年5月26日より1年間 |
プロンプトエンジニアリングについて
プロンプトエンジニアリングとは、大規模言語モデル(LLM)に対して、意図した結果を得るために適切な指示(プロンプト)を作成する技術のことを指す。主な要素は以下の通りだ。
- 明確な指示と目的の設定
- モデルの特性理解と活用
- 反復的な改善と最適化
プロンプトエンジニアリングは、生成AIの性能を最大限に引き出すために不可欠なスキルであり、ITエンジニアだけでなく、様々な分野の専門家にとっても重要な知識となる。効果的なプロンプトを作成することで、AIの活用範囲を広げ、より高度なタスクをこなすことが可能になるだろう。
SEカレッジの生成AIコース増設に関する考察
SEカレッジが生成AI関連コースを大幅に増設したことは、ITエンジニアのスキルアップを支援する上で非常に有益だ。ファインディ株式会社の調査によると、ITエンジニアの9割以上が業務で生成AIを利用しており、その活用はますます広がっていることがわかる。
しかし、生成AIの技術は常に進化しており、最新の情報をキャッチアップし続ける必要がある。SEカレッジでは、半年に一度コース内容を見直すことで、常に最新の情報を提供できる体制を整えている点は評価できるだろう。今後は、より実践的な演習や事例研究を取り入れることで、受講者のスキル定着を促進することが期待される。
また、生成AIの倫理的な問題やセキュリティリスクについても、コース内で取り扱うことが重要になるだろう。これらの問題に対する意識を高めることで、ITエンジニアはより責任あるAI活用を実践できるようになるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「生成AI」関連コースなど多数増設 企業向けサブスクIT研修SEカレッジ、2025年度春夏期が4月9日に開始いたしました | 株式会社SEプラスのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000080678.html, (参照 2025-05-01).