
目次
記事の要約
- SORABITOのGENBAx点検を丸田組が導入し安全点検時間を1/3以上効率化
- 点検業務の効率化や人的工数の削減、ペーパーレス化を推進
- 点検表のデジタル化で承認作業時間を短縮
建設現場向け安全点検DXツール「GENBAx点検」導入事例をSORABITOが公開
SORABITO株式会社は、建設現場における安全点検のDX化を加速する「GENBAx点検」の導入事例を2025年4月30日に公開した。この事例では、株式会社丸田組が「GENBAx点検」を活用し、安全点検にかかる時間を1/3以上効率化された様子が紹介されている。
丸田組は北海道網走市を中心に、官公庁や農協、漁協などから直接依頼を受ける元請けとして、長年にわたり地域の発展に貢献してきた。以前からICT・DXを積極的に導入しており、現場から紙をなくしたいという思いから「GENBAx点検」の導入を決定したのだ。
「GENBAx点検」の導入により、丸田組では点検業務の効率化と人的工数の削減、ペーパーレス化の推進とコスト削減、承認作業の短縮化といった効果が得られた。安全点検項目が多くなればなるほど、さらなる効果が期待されている。
丸田組におけるGENBAx点検導入効果
効果 | 詳細 |
---|---|
点検業務の効率化 | 安全点検時間が1/3以上短縮 |
ペーパーレス化 | 紙の点検表を廃止し、印刷・書類管理を効率化 |
承認作業の短縮化 | 点検の一括承認をPCから可能にし、押印作業を削減 |
GENBAx点検とは
GENBAx点検は、建設機械の始業前点検や設備、足場の点検、作業員の健康チェックなど、あらゆる点検表をペーパーレス化するサービスである。主な特徴は以下の通りだ。
- スマホで点検
- 結果はリアルタイム集計・共有
- パソコン・スマホで電子承認
点検表の回収を不要にし、点検承認をスマート化することで、安全点検業務を効率化する。2024年9月には国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS(ネティス)」に登録された。
GENBAx点検の建設現場導入に関する考察
丸田組におけるGENBAx点検の導入事例は、建設業界におけるDX推進の成功例として非常に示唆に富む。特に安全点検業務の効率化は、労働力不足が深刻化する建設業界において、業務効率化と安全性の向上を両立する上で重要な意味を持つだろう。
今後は、GENBAx点検のようなDXツールが、中小規模の建設会社にも普及していくことが期待される。そのためには、導入コストの低減や操作性の向上が不可欠であり、SORABITO株式会社には、さらなる機能拡充とサポート体制の強化を期待したい。
また、建設現場における安全管理は、常に変化する状況に対応していく必要がある。今後は、AIやIoTなどの最新技術を活用し、より高度な安全管理システムが開発されることが望まれるだろう。GENBAx点検がその先駆けとなることを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「まずはやってみよう!積極的にICT・DXを取り入れ常に前進。現場ボトムアップで狙い通りの効果を実感〜株式会社丸田組 (北海道) | SORABITO株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000015533.html, (参照 2025-05-01).