
目次
記事の要約
- eiiconが神奈川県「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」令和7年度運用業務を受託
- 5期連続の受託で、県内企業とベンチャー企業の連携を支援
- 今年度は行政課題解決支援事業も開始し、共創を加速
eiiconが神奈川県「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」令和7年度運用業務を受託
株式会社eiiconは、神奈川県が主催する「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の令和7年度運用業務を受託した。eiiconによるBAK運用業務の受託は、令和3年度から5期連続となる。
今年度は、県内企業とベンチャー企業等の事業連携プロジェクト創出に加え、「ベンチャー企業との連携による行政課題等解決支援事業」を新たに開始する。これにより、オープンイノベーションによる共創実現をさらに支援、加速させることを目指す。
BAKは、県内に拠点を持つ大企業・中堅企業等とベンチャー企業による事業連携プロジェクトの創出と、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的としている。2025年2月時点で905社が参加しており、企業が抱える課題や実現したいテーマに基づき、大企業等とベンチャー企業のマッチング、事業化に向けた支援を行っている。
ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
主催 | 神奈川県 |
目的 | 県内企業とベンチャー企業の事業連携プロジェクト創出、オープンイノベーションコミュニティ形成 |
参加企業数 | 905社(2025年2月時点) |
支援内容 | 大企業等とベンチャー企業のマッチング、事業化支援 |
今年度の新取組 | ベンチャー企業との連携による行政課題等解決支援事業 |
オープンイノベーションについて
オープンイノベーションとは、企業が自社の内部資源だけでなく、外部の知識や技術を積極的に活用して、革新的な製品やサービスを創出する取り組みのことを指す。主な特徴は以下の通りだ。
- 外部資源の積極的な活用
- 社内外の連携によるイノベーション
- 事業化の加速とリスク分散
eiiconは、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営やコンサルティングを通じて、企業の事業フェーズに合わせたオープンイノベーションを支援している。これにより、企業は自社の強みを活かしつつ、外部のアイデアや技術を取り入れることで、新たな価値創造を実現することが可能になる。
ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)に関する考察
eiiconが神奈川県のBAK運用業務を5期連続で受託することは、同社のオープンイノベーション支援の実績と信頼の証と言えるだろう。特に今年度から開始される「ベンチャー企業との連携による行政課題等解決支援事業」は、ベンチャー企業の革新的なアイデアを社会課題の解決に繋げる新たな試みとして期待される。
一方で、行政課題の解決には、企業間の連携以上に複雑な利害調整や制度的な制約が伴う可能性がある。これらの課題に対しては、eiiconがこれまで培ってきた企業間の共創支援のノウハウに加え、行政との連携を円滑に進めるための専門的な知識や調整能力が求められるだろう。
今後は、BAKを通じて創出された共創事例を積極的に発信し、その成功モデルを他の地域や分野にも展開していくことが重要になる。また、ベンチャー企業だけでなく、地域の中小企業や大学、研究機関など、多様なステークホルダーを巻き込んだオープンイノベーションのエコシステムを構築することで、地域経済の活性化に貢献することが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【株式会社eiicon】神奈川県「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」令和7年度運用業務をeiiconが受託。5期連続。 | 株式会社eiiconのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000725.000037194.html, (参照 2025-05-01).