
目次
記事の要約
- Boomi Enterprise PlatformとBoxがエコシステムソリューションに登録
- 柔軟なSaaS・社内システム連携でデータ利活用を促進
- Boxとの連携でオンプレミスやクラウドとの連携をローコードで実現
Boomi Enterprise PlatformとBoxがエコシステムソリューションに登録
Boomi株式会社の高性能AIを搭載したデータ連携プラットフォーム「Boomi Enterprise Platform」と、インテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム「Box」との連携機能が、2025年4月7日付で株式会社Box Japanにエコシステムソリューションとして登録された。これにより、「Box」と「Boomi Enterprise Platform」が実現するあらゆるシステム連携において、柔軟かつフルスケールな自動連携が可能となり、データの利活用が促進され業務効率化が加速するだろう。
「Boomi Enterprise Platform」は、組織のあらゆるデータを連携し業務の自動化・効率化をローコードで実現するiPaaS(インテグレーション・プラットフォーム・アズ・ア・サービス)だ。オンプレミスやクラウド上のさまざまな業務システムをローコードで連携するための各種コネクターを搭載しており、複雑なシステム間連携を自社内で実現することが可能である。
また、「Boomi Enterprise Platform」は、iPaaSにより提供領域を拡張し、異なるシステムやアプリケーション間でデータをシームレスに「連携」するだけでなく、安全性と革新性を両立した上でAPIを管理する「API管理」、現在のシステム構成を変えることなく、複数システムで共有するマスターデータのゴールデンレコードを作成、運用するための「Data Hub」サービス等の機能を提供している。
Boomi Enterprise Platformの主な機能
機能 | 詳細 |
---|---|
iPaaS | ローコードで業務システムを連携し、自動化・効率化を実現 |
各種コネクター | オンプレミスやクラウド上のシステムをローコードで連携 |
API管理 | 安全性と革新性を両立したAPI管理 |
Data Hub | 複数システムで共有するマスターデータの作成・運用 |
AIサポート | 高性能AIによる迅速な連携支援 |
iPaaS(Integration Platform as a Service)について
iPaaSとは、クラウドベースのインテグレーションプラットフォームであり、異なるシステムやアプリケーション間のデータ連携や統合を支援するサービスモデルのことを指す。以下のような特徴がある。
- クラウド上で提供される統合プラットフォーム
- 異なるシステム間のデータ連携を効率化
- ローコード/ノーコードで開発可能
iPaaSは、企業がオンプレミス、クラウド、SaaSなど、様々な環境に分散したシステムを統合し、ビジネスプロセスの自動化やデータの一元管理を実現するために不可欠なツールだ。特に、API管理やデータハブ機能と組み合わせることで、より高度なデータ連携と管理が可能になる。
Boomi Enterprise PlatformとBox連携に関する考察
Boomi Enterprise PlatformとBoxのエコシステムソリューション登録は、企業のデータ利活用を促進する上で非常に有益だ。特に、Box内のファイル操作だけでなく、オンプレミスやクラウドのシステム、ビジネスパートナーとのデータ連携をローコードで実現できる点は、多くの企業にとって大きなメリットとなるだろう。
今後の課題としては、連携できるシステムの種類の拡大や、より高度なデータ変換機能の追加が考えられる。これらの課題に対しては、AIを活用した自動データマッピング機能や、様々なデータ形式に対応したコネクターの開発などが有効な解決策となるだろう。
将来的には、Boomi Enterprise PlatformとBoxの連携が、企業のDX推進を加速させ、新たなビジネス価値の創出に貢献することが期待される。特に、API管理やマスターデータ管理といった機能の強化により、データドリブンな経営を支援する基盤としての役割が重要になるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「データ連携プラットフォーム「Boomi Enterprise Platform」、インテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム「Box」のエコシステムソリューションに登録 | ブーミー株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000068656.html, (参照 2025-05-01).