目次
記事の要約
- SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0に脆弱性が発見された
- add-product.phpファイルのtxtprice/txtproduct_name引数の操作により、クロスサイトスクリプティングが発生する
- CVE-2025-3824として公開され、リモートから攻撃が可能だ
SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management Systemの脆弱性に関する情報公開
VulDBは2025年4月20日、SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0における深刻な脆弱性CVE-2025-3824を公開した。この脆弱性は、add-product.phpファイルのtxtprice/txtproduct_name引数を操作することで、クロスサイトスクリプティング攻撃を可能にするのだ。
攻撃者はリモートからこの脆弱性を悪用し、Webサイトのユーザーに悪意のあるスクリプトを実行させることができる。これにより、ユーザーの個人情報やセッション情報を盗まれたり、なりすまし攻撃を受けたりする可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、悪用されるリスクが高いと判断されている。
SourceCodesterは、この脆弱性に関する修正パッチの提供や、ユーザーへの具体的な対応策の発表はまだ行なっていない。ユーザーは、この脆弱性に関する情報を入手し、適切な対策を講じる必要があるだろう。
脆弱性詳細と対応策
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性名 | CVE-2025-3824 |
影響を受ける製品 | SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(XSS) |
影響を受けるファイル | add-product.php |
攻撃ベクトル | リモート |
CVSSスコア | 4.8 (MEDIUM) |
公開日 | 2025年4月20日 |
CWE | CWE-79: Cross Site Scripting |
参照情報 | vuldb.com: VDB-305731 |
クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebサイトに挿入する攻撃手法である。ユーザーがそのWebサイトにアクセスすると、攻撃者のスクリプトが実行され、様々な被害が発生する可能性がある。
- セッションハイジャック
- 個人情報の窃取
- なりすまし攻撃
XSS攻撃を防ぐためには、入力値の検証や、出力値のエスケープ処理など、適切な対策を行う必要があるのだ。
CVE-2025-3824に関する考察
SourceCodester Web-based Pharmacy Product Management System 1.0におけるクロスサイトスクリプティング脆弱性CVE-2025-3824は、医療情報を取り扱うシステムにおいて深刻なリスクとなる。患者情報の漏洩や改ざんは、医療機関の信用失墜や法的責任につながる可能性があるため、迅速な対応が求められる。この脆弱性の発見は、Webアプリケーションのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。
今後、同様の脆弱性が他のWebアプリケーションでも発見される可能性がある。開発者は、セキュリティに関するベストプラクティスを遵守し、定期的なセキュリティ監査を実施する必要があるだろう。また、ユーザーは、セキュリティアップデートを適用し、不審なWebサイトへのアクセスを避けるなど、自己防衛策を講じるべきだ。
SourceCodesterには、迅速なパッチ提供と、ユーザーへの具体的な対策ガイダンスの提供が期待される。さらに、この脆弱性を発見したVulDBのようなセキュリティ情報提供サービスの活用も重要であり、継続的なセキュリティ監視体制の構築が不可欠だ。
参考サイト/関連サイト
- CVE.「CVE Record: CVE-2025-3824」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3824, (参照 2025-05-02).