
目次
記事の要約
- mizuiro株式会社がCO₂と金属から作られた新素材metacolを活用した製品をリリース
- metacol配合紙「環紙〜わし〜」を使用した帽子、封筒、ギフトバック、ギフトボックスを開発
- 環境負荷が低く、カーボンマイナスを実現するmetacolはアップサイクルを促進
mizuiro株式会社がmetacolを活用した新製品をリリース
mizuiro株式会社は2025年4月30日、CO₂と金属を原料とした新素材「metacol」を活用したプロダクトをリリースした。同社は「社会の新規格をデザインする」ことを目指しており、今回の製品開発はmetacolの商用化に向けた初めての共同事業となるのだ。
リリースされた製品は、metacolを配合した紙「環紙〜わし〜」を使用した帽子、封筒、ギフトバック、ギフトボックスの4種類である。環紙製帽子はイベント会場でのワークショップを想定し、お絵描きを楽しんだ後に組み立てて使用できる仕組みだ。metacolの遮光性も活かされている。
metacolはCO₂と入手しやすい金属から作られたセラミックス新素材で、再生プラスチックと混ぜて新たな製品としてアップサイクルを促進する。天然の鉱物としても存在し、低環境負荷で環境に優しい優れた素材であり、活用することでカーボンニュートラルを超えたカーボンマイナスを実現し、脱炭素社会への貢献が期待されるのだ。
製品一覧
製品名 | 素材 | 用途 |
---|---|---|
metacol帽子 | metacol配合紙(環紙〜わし〜) | イベントワークショップ等 |
metacol封筒 | metacol配合紙(環紙〜わし〜) | 郵送 |
metacolギフトバック | metacol配合紙(環紙〜わし〜) | ギフト梱包 |
metacolギフトボックス | metacol配合紙(環紙〜わし〜) | ギフト梱包 |
metacolについて
metacolは、CO₂と金属を原料としたセラミックス新素材である。再生プラスチックとの混合によるアップサイクル促進に貢献する。
- 環境負荷が低い
- カーボンマイナスを実現
- 遮光性を持つ
これらの特性から、環境問題への貢献と新たな製品開発の可能性を秘めているのだ。
metacol製品に関する考察
metacolを活用した製品は、環境問題への意識の高まりとアップサイクルへの関心の高まりを背景に、市場での成功が期待できる。しかし、新素材であるため、価格や生産コスト、耐久性など、市場投入における課題も存在するだろう。
価格面については、生産技術の向上やスケールメリットによるコスト削減が重要となる。耐久性については、様々な環境下でのテストを行い、信頼性を高める必要がある。これらの課題をクリアすることで、より幅広い分野への展開が可能になるだろう。
今後、metacolの応用範囲の拡大や、より環境負荷の低い製造方法の開発などが期待される。さらに、消費者への啓発活動を通じて、metacolの特性や環境への貢献を理解してもらうことも重要だ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「未来素材「metacol™」を活用したプロダクトを開発! | mizuiro株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000148470.html, (参照 2025-05-02).