
目次
記事の要約
- ゼンプロダクツ社がShodoのWordアドインに生成AIによる校正機能を追加
- 時制、文脈、常識の間違いなどをAIが指摘する機能を提供開始
- Microsoft Word上で直接校正が行えるようになり、作業効率が向上
Shodo Wordアドインの生成AI校正機能リリース
株式会社ゼンプロダクツは2025年5月1日、AIによる文章校正サービスShodoのWordアドインに生成AIによる校正機能を正式リリースした。この機能により、ユーザーはMicrosoft Word上で直接、生成AIによる校正を受けられるようになったのだ。
生成AIは時制、文脈、常識といった幅広い観点からの校正を行う。従来の誤字脱字チェックに加え、より高度な校閲が可能になり、文章の質を高めることができる。コピー&ペーストによるチャットAIへの確認作業が不要になるため、作業効率の向上が期待できる。
ShodoはブラウザやMicrosoft Wordで利用できるWebサービスであり、今回のアップデートで生成AIによる校正機能が追加された。文章の自然な推敲を支援し、作者の意図を損なうことなく校正を行う点が特徴だ。
生成AIによる校正は、お客様の文章を学習せず、情報漏洩の心配はない。設定画面から生成AIを無効にすることも可能だ。
Shodo Wordアドインの機能と利用方法
項目 | 詳細 |
---|---|
対応チェック項目 | 時制、文脈、常識の間違いの指摘 |
対応ソフト | ダウンロード版Microsoft Word、Microsoft 365、iPad版Wordアプリ |
非対応ソフト | Legacy Edge、Internet Explorer 11 |
インストール方法 | Wordのリボンメニュー「ホーム」→「アドイン」→「Shodo」検索→「追加」 |
料金 | 月額1,000円(税込)のプレミアムプラン以上 |
その他機能 | 校正ルールの設定、表記ゆれの登録 |
生成AIによる校正について
Shodoの生成AIによる校正機能は、ユーザーの文章を学習しないため、プライバシー保護に配慮した設計となっている。他のユーザーへの情報漏洩は発生しないのだ。
- プライバシー保護
- 情報漏洩リスクなし
- 生成AIの無効化設定可能
生成AIによる校正機能は、プレミアムプラン以上の契約者のみ利用可能である。無料プランでは利用できない点に注意が必要だ。
Shodo生成AI校正機能に関する考察
Shodoの生成AI校正機能は、Word上で直接校正が行えるため、作業効率の大幅な向上が期待できる。時制や文脈、常識といった多角的なチェックが可能になり、文章の質の向上にも貢献するだろう。しかし、AIによる校正は万能ではなく、誤った指摘や、微妙なニュアンスの理解不足による誤解が生じる可能性もある。
今後、AIの学習データの充実や、ユーザーからのフィードバックによる改善によって、より正確で精度の高い校正が可能になるだろう。また、多言語対応や、より専門的な分野への対応など、機能拡張も期待される。AIによる校正結果を人間が最終的に確認する必要があるため、AIと人間の協調作業が重要となる。
将来的には、AIがより高度な校正・編集機能を提供し、執筆者の負担を軽減するだけでなく、より洗練された文章の作成を支援するツールへと進化していくことが期待される。AIによる校正機能の進化は、文章作成の在り方そのものを変える可能性を秘めているのだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「Shodo、Wordで生成AIによる校正を直接行う機能を本日リリース | 株式会社ゼンプロダクツのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000072905.html, (参照 2025-05-02).