
目次
記事の要約
- ミラボの母子手帳アプリ「mila-e おやこ手帳」が愛知県飛島村で提供開始
- 月齢に合わせた情報配信や予防接種スケジューラーなどを搭載
- ICTを活用した子育て支援の充実を目指す
愛知県飛島村における母子手帳アプリ「mila-e おやこ手帳」導入
株式会社ミラボは2025年5月1日、母子手帳アプリ「mila-e(ミライー) おやこ手帳」を愛知県飛島村に導入し、「とびハピ」として提供開始した。このアプリは、月齢や年齢に合わせた情報をプッシュ通知で配信する機能や、予防接種スケジューラーなどを備えているのだ。
飛島村は、妊婦や子育て家庭への伴走型相談支援の充実を図るため、本アプリの導入に至った。アプリを通じて、子育て家庭への継続的なサポートを実現するとしている。
今後、母子健康手帳の交付予約やマタニティーアンケート提出、教室・イベント等のオンライン予約サービスの導入も予定されている。機能拡張も視野に入れ、運用していく予定だ。
アプリはApp Store、Google Playからダウンロード可能で、ブラウザ版も利用できる。問い合わせ先は飛島村役場民生部保健環境課である。
「mila-e おやこ手帳」の機能と導入事例
機能 | 詳細 |
---|---|
電子母子手帳 | 母子手帳の内容をアプリで管理 |
予防接種AIスケジューラー | 予防接種漏れ防止 |
地域の子育て情報 | 飛島村からの情報配信 |
メール配信・プッシュ通知 | タイムリーな情報提供 |
オンラインアンケート | アンケート機能 |
イベント・教室検索 | 地域イベント情報検索 |
多言語翻訳 | 多言語対応 |
ICTを活用した子育て支援について
本アプリは、ICTを活用した子育て支援の一環として導入された。月齢に合わせた情報提供や予防接種スケジューラーなど、子育て家庭の負担軽減に繋がる機能が充実している。
- 情報伝達の効率化
- 予防接種忘れの防止
- 子育て情報の容易なアクセス
これらの機能により、子育て家庭はより安心して子育てに取り組むことができるだろう。
「mila-e おやこ手帳」導入に関する考察
本アプリの導入は、自治体による子育て支援のデジタル化を推進する上で大きな一歩となるだろう。子育て家庭にとって利便性の向上はもとより、自治体にとっても業務効率化に繋がる可能性がある。しかしながら、アプリの利用にはデジタル機器へのアクセスや操作スキルが必要となるため、デジタルデバイドへの配慮も重要となるだろう。
アプリの普及には、高齢者やデジタル機器に不慣れな住民へのサポート体制の構築が不可欠だ。自治体による丁寧な説明や操作指導、必要に応じて個別サポートを提供する体制を整えることが重要である。
将来的には、アプリを通じて子育てに関する相談窓口との連携を強化し、より包括的な支援体制を構築していくことが期待される。アプリの機能拡充や、他の自治体への導入事例の増加にも期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ミラボ、愛知県 飛島村で、母子手帳アプリ「mila-e おやこ手帳」提供開始 | 株式会社ミラボのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000068399.html, (参照 2025-05-02).