
目次
記事の要約
- バッファローが法人向けルーター一括設定変更機能を公開
- リモート管理サービス「キキNavi」のアップデートで実現
- 複数拠点管理のネットワーク管理者の負担軽減に貢献
バッファロー、法人向けルーター一括設定変更機能を秋に公開
株式会社バッファローは2025年5月1日、リモート管理サービス「キキNavi」において、法人向けルーター「VR-Uシリーズ」の一括設定変更が可能となるファームウェアアップデートを2025年秋頃公開すると発表した。このアップデートにより、ネットワーク管理者は遠隔から複数のルーターの設定を一括で変更できるようになるのだ。
CLIコマンドをテキストファイルで「キキNavi」に登録することで、選択したルーターに設定を適用できる。また、「キキNavi」では、デバイス一覧の情報をCSV形式で出力できるようになり、管理業務の効率化が図られる。コンビニエンスストアや飲食店など、多店舗展開を行う企業のネットワーク管理者の負担軽減に大きく貢献するだろう。
対象機種はVR-U500XとVR-U300Wで、インターネット設定、LAN設定、ルーティング設定など、幅広い設定項目に対応する。この機能強化により、ネットワーク管理の効率化とコスト削減が期待できる。遠隔地にある機器の管理も容易になり、迅速な対応が可能となるのだ。
「キキNavi」は、インターネット経由でNAS、法人ルーター、アクセスポイントなどを遠隔管理できるサービスだ。HTTPS通信環境があれば特別なネットワーク設定は不要で利用でき、機器の状態監視や再起動、ログ取得、ファームウェアアップデートなども遠隔で行える。これにより、管理会社の負荷を大幅に軽減できる。
項目 | 詳細 |
---|---|
アップデート内容 | 法人向けルーター「VR-Uシリーズ」の一括設定変更機能追加 |
対応サービス | リモート管理サービス「キキNavi」 |
設定方法 | CLIコマンドをテキストファイルで登録 |
出力形式 | CSV形式 |
対象機種 | VR-U500X、VR-U300W |
設定可能項目 | インターネット設定、LAN設定、ルーティング設定など |
公開時期 | 2025年秋頃 |
「キキNavi」は、バッファローが提供するリモート管理サービスだ。様々なネットワーク機器を遠隔から管理できる。
- 機器の状態監視
- 遠隔からの再起動
- ログの取得
これにより、ネットワーク管理者の負担を軽減し、効率的な運用を支援する。
今回のアップデートは、多拠点展開する企業にとって大きなメリットとなるだろう。遠隔地にあるルーターの設定変更も容易になり、迅速な対応が可能となるため、業務効率の向上やコスト削減に繋がる。しかし、アップデートによる不具合やセキュリティリスクも考慮する必要がある。十分なテストと検証を行い、万が一の問題発生に備えた対策を講じる必要があるのだ。
今後、より多くのルーター機種に対応したり、設定項目をさらに充実させるアップデートが期待される。また、AIを活用した自動化機能の追加なども考えられる。例えば、ネットワークの状態を自動で監視し、異常を検知したら自動的にアラートを送信する機能などが考えられるだろう。
さらに、セキュリティ面での強化も重要だ。不正アクセスやサイバー攻撃からネットワークを守るための機能強化が求められる。ユーザー認証の強化や、ファイアウォールの機能向上などが考えられる。継続的なアップデートとセキュリティ対策によって、安全で信頼性の高いサービスを提供し続けることが重要である。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【IT管理者の負担軽減】リモート管理サービス「キキNavi」において法人向けルーターの一括設定変更が可能となるアップデートを今秋公開 | 株式会社バッファローのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000278.000017378.html, (参照 2025-05-02).