
目次
記事の要約
- 大企業の新規事業担当者向け交流コミュニティ「Enterprise Innovation Network(EIN)」設立
- 5月30日に第1回イベント開催、新規事業成功の実践メソッドをテーマ
- 住友不動産が協賛、Sales and Innovation Japanが主催
大企業の新規事業担当者向け交流コミュニティ「EIN」設立
株式会社Sales and Innovation Japan(SIJ)は、住友不動産株式会社グロースサポート事業部の協賛のもと、大企業の新規事業担当者、CVC担当者、Bizdev担当者向けの交流コミュニティ「Enterprise Innovation Network(EIN)」を設立したと発表した。EINは、大企業における新規事業開発の課題解決を目的としたコミュニティである。
EINは、組織の枠を超えた経験や知見の共有、実践的ノウハウの提供を目的としている。具体的には、予算獲得のコツ、リソース確保の戦略、稟議書の通し方などを共有する場を提供するのだ。第1回イベントは2025年5月30日(金)に開催される予定だ。
SIJはスタートアップ支援と新規事業立ち上げ支援を行う企業であり、住友不動産はオフィスビル事業を通じて培ったネットワークを活用し、企業の成長をサポートしている。両社の連携により、EINは企業内イノベーターの孤独を解消し、成功への道を切り拓くことを目指している。
EINは、単なるイベントではなく、継続的なコミュニティとして成長していくことを目指している。今後、全国の大企業から数百名の新規事業責任者が参画する規模へと成長し、業界を超えた知見の交流が活発に行われるコミュニティへと発展させていく予定だ。
EIN第1回イベント概要
項目 | 詳細 |
---|---|
日時 | 2025年5月30日(金)19:00~21:00(18:30受付開始) |
会場 | 新宿住友ビル 18階 |
テーマ | アイデアの閃きから市場拡大まで 新規事業成功の実践メソッド |
ゲスト | 株式会社Sales Marker 取締役COO 荻原氏 |
対象 | 大企業・上場企業の事業責任者、新規事業担当者、CVC担当者、Bizdev担当者 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
申込URL | 申込フォーム |
大企業における新規事業開発の課題
大企業の新規事業担当者は、予算獲得の難しさ、稟議の壁、人材確保の課題、社内政治、既存事業との軋轢など、スタートアップとは全く異なる固有の課題に直面している。彼らは「組織の中の起業家」として孤軍奮闘しているが、その悩みや解決策を共有できる場は限られているのだ。
- 予算獲得の困難さ
- 社内手続きの複雑さ
- 人材確保の難しさ
EINは、こうした課題を持つ大企業の新規事業担当者にとって、貴重な情報交換とネットワーク構築の場を提供することを目指している。
EINに関する考察
EINは、大企業における新規事業開発の成功確率を高める上で大きな役割を果たす可能性がある。大企業特有の課題を共有し、解決策を探ることで、イノベーション創出を促進できるだろう。しかし、参加者の継続的な engagement を維持することが課題となる可能性もある。
参加者間の信頼関係構築や、継続的な情報提供、イベントの質の維持など、コミュニティ運営の工夫が必要となるだろう。また、多様な業界の参加者を惹きつけ、活発な交流を促進するための施策も重要だ。
将来的には、EINが日本企業全体のイノベーション創出に貢献するプラットフォームへと成長することを期待したい。そのためには、参加企業の拡大、イベント内容の充実、そしてコミュニティ運営の更なる改善が不可欠である。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「大企業・上場企業の事業責任者、CVC担当者、Bizdev担当者のための交流コミュニティ「Enterprise Innovation Network」設立 | 株式会社Sales and Innovation Japanのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000059841.html, (参照 2025-05-02).