目次
記事の要約
- GoogleドライブのサイドパネルでGeminiの機能が強化された
- 特定のファイル群をGeminiに指定して質問できるようになった
- ソースの追加やドラッグアンドドロップによる操作性が向上した
GoogleドライブのGemini機能強化を発表
Googleは2025年5月1日、GoogleドライブのサイドパネルにおけるGeminiの機能強化を発表した。これにより、ユーザーは特定のファイル群をGeminiに指定して質問し、より正確な回答を得ることが可能になったのだ。
今回のアップデートでは、サイドパネルに「Add sources」ボタンが追加され、Geminiに利用するソースを指定できるようになった。さらに、ドラッグアンドドロップによるソースの追加にも対応し、操作性が向上している。ユーザーはGeminiとの対話において、利用するソースをより明確に把握し、制御できるようになったのだ。
この機能強化は、Google WorkspaceのBusiness StandardおよびPlus、Enterprise StandardおよびPlus、Gemini EducationまたはGemini Education Premiumアドオン契約者、Google One AI Premiumユーザーを対象とする。2025年1月15日までにGemini BusinessおよびGemini Enterpriseアドオンを購入したユーザーもこの機能を利用できる。ただし、Gemini BusinessおよびGemini Enterpriseアドオンは2025年1月15日より販売終了となっている。
Gemini機能強化に関する詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
発表日 | 2025年5月1日 |
対象サービス | Googleドライブ |
新機能 | 特定ファイル群を指定してGeminiに質問可能 |
操作性向上 | 「Add sources」ボタン追加、ドラッグアンドドロップ対応 |
対象ユーザー | Google Workspace Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Gemini Education/Premiumアドオン契約者、Google One AI Premiumユーザー、Gemini Business/Enterpriseアドオン購入者(2025年1月15日以前) |
ロールアウト開始日(Rapid Release) | 2025年5月1日 |
ロールアウト開始日(Scheduled Release) | 2025年5月14日 |
ロールアウト期間 | 最大15日間 |
Geminiについて
GeminiはGoogleが開発した大規模言語モデルであり、様々なタスクを実行できる。Googleドライブとの連携により、文書の要約、PDFからの情報抽出、ファイルやフォルダの作成などが可能だ。
- 文書の要約
- 情報抽出
- ファイル・フォルダ作成
今回のアップデートにより、特定のファイル群を指定してGeminiに質問できるようになり、より効率的な情報活用が可能になった。
Gemini機能強化に関する考察
今回のGemini機能強化は、ユーザーが特定のファイル群を指定して質問できるようになった点が大きなメリットだ。これにより、関連性の高い情報のみを元に回答を得ることができ、情報の精度向上に繋がるだろう。しかし、誤ったソースを指定した場合、不正確な回答が返される可能性もある。
起こりうる問題としては、ユーザーがソースの指定方法を理解していない場合や、大量のファイルを扱う際にソースの選択に時間がかかってしまうことが挙げられる。解決策としては、ソースの指定方法に関するチュートリアル動画の作成や、ソースの自動選択機能の追加などが考えられる。
今後追加してほしい機能としては、Geminiが自動的に関連性の高いソースを提案する機能や、複数の言語に対応したソースの指定機能などが挙げられる。これにより、より多くのユーザーがGeminiの機能を便利に活用できるようになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- Google Workspace.「 Google Workspace Updates: Start a conversation with Gemini in the side panel of Google Drive about specific files 」.https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/05/start-conversation-with-gemini-in-drive-about-specific-files.html, (参照 2025-05-04).