目次
記事の要約
- MozillaはFirefox 138.0.1を2025年5月1日にリリースした
- ホームと新しいタブページが空白になる問題、添付ファイル名にUTF-8が誤って付加される問題を修正した
- Windows 8.1以前、macOS 10.14以前はサポート対象外、Firefox ESRのダウンロードを推奨
Firefox 138.0.1リリース
Mozillaは5月1日(米国時間)、デスクトップ向けFirefoxの最新版v138.0.1をリリースチャネルで公開した。このバージョンは、前日に公開されたFirefox 138で発見された2つの問題を修正しているのだ。
修正された問題は、一部環境でホームと新しいタブページが空白になる問題と、outlook.office.comやoutlook.live.comで添付ファイルを保存する際にファイル名が正しく設定されない問題である。セキュリティ関連の修正は今のところアナウンスされていない。
デスクトップ版FirefoxはWindows、Mac、Linuxなどに対応するフリーソフトで、MozillaのWebサイトからダウンロード可能だ。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
Windows 8.1以前、macOS 10.14以前のバージョンはサポート対象外となっている。これらのOSを使用しているユーザーは、Firefox ESR(Extended Support Release)のダウンロードを推奨している。
Firefox 138.0.1の修正内容
問題 | 詳細 |
---|---|
ホームと新しいタブページが空白 | 一部ユーザーで発生していた問題を修正した |
添付ファイル名にUTF-8が誤って付加 | outlook.office.com/outlook.live.comで発生していた問題に対する回避策を追加した |
Windows 8.1以前のサポート終了 | Firefox ESRのダウンロードを推奨 |
macOS 10.14以前のサポート終了 | Firefox ESRのダウンロードを推奨 |
Firefox ESRについて
Firefox ESRとは、Extended Support Releaseの略称で、長期にわたるセキュリティアップデートと安定性を重視したFirefoxのバージョンだ。
- 長期サポート
- 安定性重視
- セキュリティアップデート提供
古いOSを使用しているユーザーは、セキュリティ上のリスクを軽減するために、ESR版の利用が推奨される。
Firefox 138.0.1に関する考察
今回のFirefox 138.0.1リリースは、迅速なバグ修正によってユーザー体験の向上に貢献した点で評価できる。しかし、今後、互換性の問題や予期せぬバグの発生といったリスクも考えられるだろう。継続的な監視と迅速な対応が重要だ。
起こりうる問題への対策としては、ベータ版やナイトリー版でのテストを強化し、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集することが有効である。また、より詳細なログ収集機能の追加も検討すべきだろう。
今後追加してほしい機能としては、拡張機能の互換性向上や、より高度なプライバシー保護機能などが挙げられる。ユーザーのニーズを的確に捉え、進化を続けることがMozillaの今後の課題となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- Mozilla.「Firefox 138.0.1 See All New Features Updates and Fixes」.https://www.mozilla.org/en-US/firefox/138.0.1/releasenotes/, (参照 2025-05-04).