THE PHAGE、アボットFreeStyleリブレとAPI連携で糖尿病管理支援アプリを強化

THE PHAGE、アボットFreeStyleリブレとAPI連携で糖尿病管理支援アプリを強化
PR TIMES より

記事の要約

  • THE PHAGEがアボットのFreeStyleリブレとAPI連携
  • 糖尿病管理アプリ「glucose flight」に血糖値データ反映
  • AIによる血糖値予測や健康指導を実現

THE PHAGE、アボットFreeStyleリブレとのAPI連携を発表

株式会社ザ・ファージは2025年5月7日、アボットジャパン合同会社の持続グルコースモニタリングデバイス「FreeStyleリブレ」とのAPI連携を実現したと発表した。日本企業として初となるこの連携により、同社の糖尿病管理支援アプリ「glucose flight」はFreeStyleリブレから取得したグルコース値データを利用できるようになったのだ。

これにより「glucose flight」は、食後血糖値の変動予測やデータドリブンな健康指導の実現を目指すことができる。アボットのFreeStyleリブレは世界60カ国以上で700万人以上が使用しており、今回の連携は糖尿病患者のデジタルヘルスソリューションの進化に貢献するだろう。

THE PHAGEは、このAPI連携を活用して遠隔栄養指導や医師管理の下での食品CRO向け血糖データ解析サービスなどを提供する予定だ。医療機関、企業、研究機関との連携を通して、データ駆動型の重症化予防医療プラットフォームの構築を目指すとしている。

「glucose flight」はFreeStyleリブレで測定されたグルコースデータを自動的にアプリに反映する。食事、運動、生活習慣の記録と統合することで、包括的な健康管理を実現するのだ。AIによるパーソナライズされた血糖予測も可能になり、ユーザーの血糖トレンドを分析して特定タイミングの変動を検知することもできる。

API連携による機能強化と今後の展開

機能詳細
データ連携FreeStyleリブレから「glucose flight」へのグルコース値データ自動反映
統合管理リアルタイム血糖トレンドと食事・運動・生活習慣の記録の統合管理
血糖予測AIによる個々のユーザーの血糖変動解析と食事・運動後の血糖上昇パターンの予測
リスク管理ユーザーの血糖トレンド分析による特定タイミングの変動検知
今後の展開遠隔栄養指導、医師管理下の食品CRO向け血糖データ解析サービス提供予定
THE PHAGE公式サイト

API連携のメリット

公式API連携によって、THE PHAGEはデータのリアルタイム取得と正確性を確保できるようになった。これは、より正確な血糖値予測や、ユーザーへのパーソナライズされた健康指導を提供することに繋がるのだ。

  • データの正確性向上
  • リアルタイムデータ取得
  • パーソナライズされた健康指導の精度向上

これらのメリットは、糖尿病患者の生活の質向上に大きく貢献するだろう。

THE PHAGEとアボットFreeStyleリブレAPI連携に関する考察

今回のAPI連携は、日本発のヘルステック企業がグローバルな医療機器メーカーと連携した成功事例として、今後のデジタルヘルス市場の発展に大きな影響を与えるだろう。糖尿病管理におけるデータ活用は、予防医療の高度化に不可欠であり、この連携は、より精密な健康管理と重症化予防に貢献する可能性を秘めている。

しかしながら、データセキュリティやプライバシー保護に関する課題も考慮する必要がある。個人情報の適切な管理と、データの不正利用を防ぐための対策が不可欠であり、透明性のあるデータ管理体制の構築が求められるだろう。ユーザーの信頼を得るためには、これらの課題への適切な対応が重要だ。

今後、より多くの医療機器やアプリとの連携が進むことで、個々のユーザーに最適化された糖尿病管理プラットフォームが構築されることが期待される。AI技術の進化も相まって、より正確な予測や効果的な介入が可能になり、糖尿病患者にとってより良い未来が実現するだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「THE PHAGE、アボット FreeStyleリブレ(持続グルコースモニタリングデバイス)とのデータ連携を実現 | 株式会社ザ・ファージのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000110505.html, (参照 2025-05-08).

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